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悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない  作者: 汐留ライス
Chapter 2『天使が来たりてヘヴィメタる』
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#10「社畜帰宅」

 なんだかんだで無事に山を下りてから1週間近く。結婚すると人生変わるなんてよく言うけど、俺それ全然信じてなかったのね。同じ人間なんだから、そんな簡単に変わるワケねえだろって。けど、変わるもんだねえ。


 それまでは仕事を終えて家に帰ったら、缶チューハイ飲んでエロ動画見て寝るのがルーティンになってたんだけど、今はもう誰かが待ってるってだけでも帰るのが楽しくってしょうがない。


「たっだいまー! 今日はご飯にするお風呂にするそれともロロロ? と問われたら迷わず全部! ロロロとお風呂でご飯食べながらイチャイチャするー! てなワケで早速脱いで脱いでってウギャー、指もげるー!」


「おまえご近所トラブルの集大成か」


 指輪をぎゅいぎゅい締めつけながら部屋の奥から玄関に出てきたロロロは、近くの小学校で使われてる体操着姿。ブルマじゃなくてショートパンツなのが残念だけど、今じゃ違う意味での専門店にでも行かなきゃ買えないから妥協するしかない。


 なんで体操服なんか着せてるかっていえば、別に俺の趣味とかじゃなくて、取り扱ってる近所のスーパーでデザインとか迷わずにパパッと買えるってのが一番の理由だ。そもそも趣味だったら服なんか着せるもんか。


 最初に山からロロロを連れ出してきた時は、帰りがとにかく大変だった。角度によってはほぼ全裸みたいな格好だったから、俺の上着を着せて人目を隠すように電車に乗せたんだけど、今思ったらよく通報されなかったもんだ。傍から見たらただの拉致じゃねえか。

 さーて、次回の「悪魔幼女が俺の嫁なら世界が敵でも怖くない」、略して「アヨセコ」は?

 ロロロぞ。体操服は動きやすいから気に入りしぞ。まあ目的考えたら当然ではありしが。本当は服など着ぬ方が楽なりしが、メギドを無駄に喜ばせしも癪ゆえぞ。

 次回、「夕飯弁当」。ぜってえ読んでくれよぞ!

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