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能力世界で時支配  作者: トニーひろし
学園入学編
14/34

第13話 入学試験<3>






次の日。


今はトーナメントのベスト8が決定した所だ。


俺たち5人は運良くここまで一度も仲間同士当たらなかったせいか全員残っている。


ベスト8に全員残るってすごいことなんじゃないか?


いや、俺たち以外の受験生のレベルが低すぎるのか。


1人、レーティシアに剣を抜かせた強者がいたが。


「僕たち特進クラスになれるかもね。」

「かもじゃないだろう。ベスト8に残った時点で確定だろ。」


特進クラスというのは1学年に10人しか入れ

ないエリートクラスである。第三能力学校の入学者は毎年400人程度だからそれに選ばれる者の優秀さがよく分かる。


まさか、俺たちが全員入れるとはな・・・。


「まあ、そうだね。ここは能力主義と言うよりも実力主義の学校だしね。」

「まあな、ところで特進クラスに入ったら何かいいことでもあるのか?」


俺はこの学校について予めあまり調べてなかったからユウヤに聞いた。


ユウヤ達は俺を能力学校に誘う前から興味を持っていたようで、俺よりも色々な事を分かっている。


「特進クラスのメリットは3つあるよ。一つ目は授業料の免除。これは僕たちにとってはかなり大きいね。」


確かに。俺たちは貧乏だからな・・・。


「二つ目は優先権だよ。この学校では特進クラスの生徒には他とは違って様々な優先権が与えられているんだ。図書館の本の貸し出しや、取りたい授業とか。」


これは知っている。確か・・・


図書館の本の貸し出しの優先権

取得授業の優先権

訓練所の優先権

最新道具などのテスター優先権


だったはず。


「3つ目は卒業時点で特進クラスだった場合、王国最強戦力'ジョーカー'の試験を受けられることだよ。まあ受けられるだけで入れるかどうかは別だけど。」


王国最強戦力'ジョーカー'は王国内に現在2人しかいない。確か第三能力学校から'ジョーカー'になった者はいないはずだ。


'ジョーカー'なんて固有能力者でもなれるかどうかわからない戦闘力がぶっ壊れた奴らである事は確かだ。


「大体こんな物だよ。デメリットとしては、まあ色々なイベントに参加しなければならなくて面倒くさい事ぐらいかなー。」


まあ確かにそういう事も増えるかもな。


面倒くさい事は増えて欲しくないななんて思いながらトーナメント表のある場所まで歩いて行った。


ベスト8からは観客も増える。


特進クラス10人の枠をほぼ手中に収めた者たちであるし、何より今まで複数のリングを使っていたのにそこからは一つしか使わない。


因みに次の俺の対戦相手はレーティシアだ。


しかし俺も運が悪い。なるべく彼女とは当たりたくなかった。俺が負ける可能性が高い唯一の相手だしな。


彼女の能力"邪神化"はそれ程の能力だ。


確か知り合った時の能力はこうだったはず。


邪神化[固有能力]

邪神ルイーナの身体能力と能力"邪神"と"神格"、"闇"そして"眷属召喚"を使用できる。


邪神

身体能力補正(極大)

再生能力補正(極大)

筋力能力補正(極大)

速度能力補正(極大)

五感能力補正(大)

反応速度補正(大)

第六感補正(大)

強運補正(中)


神格

神の名をもつ者たちが持つ能力。崇拝されるほど身体能力がアップする。


負の感情を増大させる闇を出す。相手の負の感情が高まる程、身体能力がアップする。


眷属召喚

眷属とした生物を召喚できる。最大3枠。


能力がぶっ飛んでいる。


まあ、神なんて能力は固有能力の中でも上位に位置するしな。


因みに俺の"時支配"はおそらく極めても固有能力内での中位ぐらいだ。


しかも数年前は体に負荷を与えすぎるため10分間程しか使用できなかったが、昨日の試合を見ている限りそんな様子はなかった。


おそらく能力に慣れたのか使用時間の制限などないだろう。


「勝負よ、ミグル。」


横を見るとレーティシアがいた。


「まあ、勝つのは俺だけどな。」


こいつに勝って俺がこの学年でトップになってやる。




















こんにちは、トニーひろしです。

レーティシアの能力をどうしようか迷っていましたが、なんかすごいぶっ飛んだ感じになりました。

主人公との戦いはどうなるのか・・・。

これからもよろしくお願いします。

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