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06 おお、死んでしまうとはお可哀想に

 どこだここは。


 気がつくとそこは、私の知らない部屋の中だった。


「おお、死んでしまうとはお可哀想に、でも大丈夫、そんなあなたにもう一度チャンスをプレゼント」


 変なの男が死んだだのなんだのと訳の分からないことを言っている。

 しかもなぜか口の中になんか入ってるし。

 吐き出して見たらなんか知らない葉っぱだった。


 この目の前にいる男が私の口の中に詰め込んだのか。

 なんなんだ、嫌がらせか。


 私は不機嫌な顔で男の事を睨みつけた。


「誰ですか、あなたは?」


「ご存じ無いのですか? 彼こそがスーパータイムスカイなんちゃら、ナンカさんです!」


 突然、頭の上から声が聞こえて来た。


 上を向くとそこには頭にツノが生えたとても小さな女の子がいた。


「何言ってるよ桜花、超時空はスーパータイムスカイじゃないわよ、アンタバカねぇー」


 その隣には耳の長いこれまた小さな女の子が宙にフワフワと浮いている。


「いや、むしろ桜花にしては上出来」


 などと呟くとても眠たそうな小さな黒髪の女の子もいる。

 大きさといい、空を飛んでいる事といい、どう見てもこの子達は普通の人間ではない。


「えーと、僕は代役でもなければ特にスターの座も駆け上がってはいないごく普通の市民Aで、みんなからはリーダーと呼ばれています。ナンカではありませんので、お間違えなきよう」



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