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11 悪役令嬢、電気に驚く

「今日からここが君の部屋だ」


 男に案内されたのは、とても狭くて貧相な部屋で、一見、生前私が暮らしていた家の自室とは比べ物にならないように見えました。


 しかし、次の瞬間、私はとてつもない衝撃を受けたのです。


 なんと不思議なことに男が壁を触ると突然天井が明るく輝きだし、部屋の中が明るくなったのです。


「なっ、あなた、一体今何をしましたの? なぜ突然明るくなりましたの?」


 私は男に問い詰めました。

 部屋が突然明るくなるなどと言う摩訶不思議な現象は未だかつて聞いたことがありません。


 だと言うのにこの男は薄ら笑いを浮かべて私のことをニヤニヤと見つめています。


「なるほど、アリス、君は電気の事を知らないんだね。うんうん、そりゃ初めて見たら驚くよね」


 などと言うだけで特に驚いた様子もありません。

 どうやらこの男にとって、この未知の現象はごく当たり前の事のようでした。


 それにしても、デンキとは一体なんなのでしょうか。

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