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God.Connect.Online   作者: パーティカラード・フローライト
初っぱなからイベントだぉ編
3/59

Episode01~そして、転生へ~


『Oh~yeah!!

 そうなんだよ、ケロちゃんを倒した【女勇者】ちゃんは…あの後、別の魔獣も討伐、撃破して【向こうの世界】に平和もたらしたんだお。

 そんで向こうの女神に《こちら》に帰られるようにお願いしたみたいなのよ。

 んでね、無事こちらに帰還して、日常を歩んでいるの。

 でも、残念だけど【勇者】としての《力》は失っているんだお』


アイドル女神(笑)の天照は小さな小瓶(目薬)を両手に握りしめ、オヨヨ…といった素振りで泣き崩れる(ただし、実際は泣いているフリ)。



『天照の言ってる事は本当よ。

 本当は生者に対して、失礼なのだけれども――

 私も彼女の魂の記憶を見ましたわ。

 彼女は《勇者の力》を失っている。

 まぁ…《こちら》では無用の長物ですし、邪魔なたげですわ』


閻魔も天照に同意するようにケルベロスに告げる。

ケルベロスに『絶望』の二文字が鈍痛となり、そしてフツフツと怒りを(たぎ)らせた。


“……2柱が、そう言うのならば…それは仕方ないと割り切りたいが……実に惜しいッ!!

 何故、力を棄てた? 勇者よ、実に愚かだ!”

魂が火の玉のように熱く輝かせ、ケルベロスは吠えた。



『それは仕方ないんだお?

 《こちらの世界》は《向こうの世界》に比べて争いの少ない平和な世界なんだお。

 それだけに《勇者の力》は重荷になるんだお?』



“なんと……争いの少ない平和な世界ッ!!

 それでは、まるで《理想郷》ではないか!”

余りの内容に怒りは失せ、心の震えと連動し魂を弱々しく酩酊させるケルベロス



『……でも、どうしても闘いというのなら。

 ケロやんに闘いの場を用意してあげようだお!』



『まさか、天照ッ!!

 各神話の神々が協力体制で進めている【G.C.O計画】に彼も参加させるつもりなの!』


 天照の説明に何故か、その愛くるしい顔に驚愕を浮かべた閻魔が天照に詰め寄った。



『チッチッチッ……閻魔ちゃん、甘いのだお。

 ケロやんには、ただ《人間》に転生してもらうだけ…

 【G.C.O計画】は私や【あの子】それに各神話の【おじさま】方で進めなきゃイケないんだお。


 ………という訳で、ケロやん《人間》に転生しないかな?

 もちろん【勇者ちゃん】とも、闘えるように協力はするよ』


 ケルベロス自身、人間への転生に若干の不安が残るものの…やはり、【勇者】とまた闘える事への期待に魂が強く輝くのだった。



“もし、その望みが叶うというのならば……喜んで転生させてもらおう!”



『Ok! Nice answerだよ、ケロやん。

 これで【G.C.O計画】も(はかど)ぅーる』



『……本当に(よろ)しいのかしら?』


閻魔の問いに肯定の意味で魂を光らせるケルベロス


‘再び、彼女と闘える…次は負けやしない!’と

気合いを入れる。



『さぁ~~て、ケロやんのために‘ちょちょい’と転生先に細工でもしますか。

 あっケロやん、色々聞きたいことあるんだお?』


 天照の格好が異国の装束(巫女服)から白衣の女医さん衣装に変わっていたが、残念

ケルベロスは獣である故にフェチが解らないのであった。

 ケルベロスは天照の質問に ただ淡々と応えていった。


『全く……つくづく余計な事しかしないわね。

 でも、残念だったわね天照ぅ~~(笑)』


天照がスルーされた事にニヤニヤ笑顔の閻魔が天照をあざ笑う。


“ふむ…我は覚悟が出来た、天照神よ!

 是非とも、転生を…よろしく頼む”


ようやく転生できるとあって、喜び全開のケルベロス



『とほほのほぉ~~だお(;´д`)

 おっ、Ok…… ケロちゃん!

 ではでは、一名様、転生ご案内ぃ~~~』


天照は右手に【ケルベロス】の魂を掬うと閻魔の前から消え去った。



『あっ、こら、天照ぅ~~!!!

 …………ふぅ、いきなり居なくなるなんて、せめて別れの言葉くらい言わせ――

 (…フルフル…)いえ、仕方ないですわね、天照ですもの。

 たがら祈りましょう、あの【小さな獣】に幸あらん事を』

閻魔は去って行った【魂】に短く祈ると、魂の管理者【地獄の閻魔】としての責務を(おこな)う神殿へと戻るのだった。



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