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小さな温もり
貴方から最初で最後の
『愛してます。幸わせでした。』
その二言が綴られた恋文が、
貴方が亡くなって1年目の結婚記念日に
綺麗な花束と一緒に私の所へと届けられた…
花束と恋文を両腕に抱きかかえ
仏壇の前に腰を据える私。
泣き笑いの私を
照れ笑いを浮かべ、
何だか少しだけ誇らしげな顔をした
貴方の遺影が私を見つめて居るように見えた。
「…ぁ~…ぁ~」
小さなお喋りが、ゆりかごから漏れ聞こえ
仏壇の座布団の上へそっと両腕から下ろし
声のした方へと身体をずらす
産まれて間もない
小さな温もりをゆりかごから抱き上げ
「パパは、バカですねぇ。」
この腕の中の存在を知らぬまま
還らぬ人へとなった貴方にポツリと漏らした私
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