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ダンジョン運営記  作者: レベル
3/39

ダンジョン解放前夜

理想的な土地が見つかった。



人口十万を超える大都市近郊の大樹海と呼ばれる森林地帯。



大都市を中心に数百人の集落から数千人の町が、幾つも点在する人が支配する地域。



大都市から大樹海の外郭まで直線で約100Km。



大樹海に一番近い集落まで、街道を使い徒歩で3日程度の距離。馬なら早朝に大都市を発てば夕暮れには着けるだろう。



立地条件は文句無く、程好い人口分布に程好い距離。



近過ぎず、遠過ぎず、情報が行き渡るのに時間経過が見込めるのが良い。



拠点に考えていた水場も申し分無い。



大樹海に一番近い集落から直線で約10Km、土地勘の在る人間でも2時間は掛かるだろう。



大樹海での採集や狩猟の拠点や休憩地に最適だ。



水場は直径約100m程度の地下水が湧き出す水量豊富な池だ。



すり鉢状の底面は最深部で約15mだ。

周囲は、北が小高い岩場で池の底面の岩盤に繋がっている。

東西南は浅い湿地帯が拡がる。

野球場をイメージすると判りやすいか?



池がグランド、岩場がバックネット裏、湿地帯が内外野のスタンドといった感じだ。



この水場を起点にダンジョンを設置する事にした。



今居る洞窟の様な閉ざされた場所を、そのままダンジョンコアルーム兼マスタールームとして運用する。



新たに設置すると魔力を消費する為、初期投資を抑える。



岩場の岩盤の中、池の最深部より少し浅い位置にマスタールームを設定する。



マスタールームから10mの通路をL字型に配置して10m四方で高さ5mの部屋に繋げる。



部屋は池の最深部より3m程低い位置に配置。



通路が天井に近い高さから繋がる。

通路から一番遠い部屋の隅に縦穴を直径2m程で10mで設定。



縦穴の底から総距離2Kmを超える分岐点を多数備えた迷路を設定した。



迷路を池の最深部に繋げたらダンジョンの基本構造は完成だ。



池の水を迷路に引き入れ、最初の部屋まで満たせば、水陸両用型の魔物以外は進入すら難しいダンジョンの完成だ。



「おっと、忘れるとこだった。」



岩場と湿地帯を含む池を、ダンジョンの構造物として登録っと。



いきなり全部繋げると水位が下がり、異変として注目を浴びそうだな?



夜に人目を避け、時間を掛けて準備しよう。



ダンジョンを解放するのは水を満たしてからだ。



慎重に大胆に力を着けるんだ。



魔物の配置も焦る必要は無い。



認識されない様に徐々に眷族を増やせば良い。



所詮ゴブリンなんだ、焦りは禁物だ。




展開が遅いですかね?



次回投稿は10/11(土)18:00時を予定しています。



(´・ω・)ノシまたね~

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