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リプライズ ‐ パート2(日本語)

 私は、まず自分の状況をしっかり把握し、進むべき方向を見つけることから始めるべきだろう。


 修道女たちは、私の「病気」を少し心配しているようだ。まあ、正確には病気とは言えないが、彼女たちにはそう見えるのだろう。


 体が弱く、頭の中はいつも考え事でぼんやりしている。だから、完全に無気力に見えているに違いない。


 アエラリアはそれをインフルエンザや熱だと言っている。他の人たちも、彼女がエルフだからと彼女の言葉を信じている。エルフは薬やその手のことに優れているとされているからだ。


 正直、彼女や他の人たちに何かを説明する気力は全くない。だって、何を言えばいいんだ?


「ねえ、アエラリアさん~!実はさ、俺死んじゃったんだよ… 一度じゃなくて二度も!前世で転生してきたけど、今回は最初に戻されちゃったんだよ。だから実はここには一度来たことがあるんだ!」


 ……そんなこと言えるわけないじゃん。彼女が信じてくれたとしても、俺は脅威だと思われるかもしれないし、子どもの戯言として片付けられるかもしれない。


 過去の人生で唯一正しかったことの一つは、転生について話さなかったことだと思う。


 ベッドに横たわりながら失敗を繰り返し考えるだけの日々はぼやけていく。俺がこの体で目覚めてから一週間くらい経ったと思う。


 最近の一番の違いは、修道女たちが俺を何かの病気だと思っているからか、休むことを許されていることだ。それは嬉しい、正直言って、この世界をこれ以上見たくない。


 もうこの場所にはうんざりだ。


 こんな状態の自分は哀れに見えるだろう。でも、この状況を耐えられない部分が自分の中にある。それはたぶん、若い頃の俺なんだろう。


 でも、多分、また死んでから一週間が経ったのだろう。


 結局のところ、全てを見直すのに十分な時間があった。それをする気力なんて最初は全くなかったが。


 数日間眠っていたような気がするから、まあ、一週間くらいだと思う。


 一週間の何だって?


 ……それはまずい。本当に何もしなかった。全く何も。ただ考えただけだ……


 何かについて結論を出すことすらしていない!


 かつて俺が『勇者』であり、『ダンジョンをクリアする者』だったなんて信じられない……


 ああ…あの忌々しい場所に戻るなんて考えたくもない。暗い…混乱する…面倒なモンスターたち…そして寝心地の悪い場所。あのダンジョンでどうやってあんなに長い間戦っていられたんだろう?


 きっとあの決意のおかげだったんだ――人生に冒険を見つけたいという。


 でももう十分冒険はした。なんでまたこんな目に遭わなきゃいけないんだ?馬鹿な女神め、こんな二度目のチャンスを与えやがって…


 女神…ふむ…


 前に彼女が言っていたことはなんだったっけ?俺が彼女と話してから何年経ったんだ?


 いや…今でも覚えていることがある。あの時、もっと真剣に聞くべきだったことを。


 それは確か、「輪廻転生の契約を果たすことが重要なのです。」だったよな?


 そして彼女が俺に与えた条件は、「あなたには、この世界にある【第16世界ダンジョン】を攻略してもらいます。」だった。それで間違いないよな?


 だから最初に戻されたのか?神々との契約を果たせなかったから?


 こういう仕組みなのか?自分の役割を果たすまで、このサイクルに閉じ込められるのか?


 でももう二度目のチャンスなんていらない!最初から馬鹿げたことだった、なんで俺は転生したんだ?俺は死ぬべきだったんだ!二度も死ぬべきだったんだ!


 彼女は俺に贈り物をくれたのか、それとも贈り物に見せかけた罰だったのか。俺は冒険を望んだと思っていた。もう一度のチャンスを望んだと思っていた。でも今、俺は気づいた…俺はこれを望んでいなかった…


「呪われろ、女神。」

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