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スコーチュタルス

連続更新93日目!

また風波回なのじゃあ〜



まずダーケンは《銃壊 : スコーチュタルス》の取り回しがどれだけ良いか確認する為に自身の目線から見てかなり弱いがスピードのあるモンスターを召喚した。


「《銃壊 : スコーチュタルス》"ロック"!」


手元は武器の中に隠れて見えないが雑魚モンスターを"ロック"する為のトリガーを引いた。

そしてまた"ロック"のトリガーとは違うトリガーを引くとアイテムによって高められ身体能力でなるべく高く跳躍する。

跳躍した瞬間に《銃壊 : スコーチュタルス》の銃口から遅れて炎弾が発射され複雑な軌道を描きながらモンスターに着弾した。


「……あ?!」


気付くとダーケンは更に五体のモンスターを召喚している事に気付く。


(設定を5秒後とかにせず着弾してすぐにする??)


迷いながら地面に滑らかに降りると同時に炎弾が着弾したモンスターが爆発して黒焦げになり絶命する。


カチカチ、カチチッ!


また武器内部の手元を弄り時間設定を変えついでに属性も変えた。


カチカチカチカチカチカチ!!!


次々とロックのトリガーを引く。


「《氷圧》!!!」


技名を言うと同時にトリガー引くとそれぞれのモンスター上空に氷塊が現れ発射された。


ズドォン!!!!!!


氷塊は自由落下ではなく加速させてモンスターに落とされたからか地響きの様な音が辺に響く。

殆どは体を潰されて絶命したが一匹だけ左手だけの損失済んだ個体がいた。


(ちっ!偶然とはいえ悔しいわね!!)


カチカチッ!!


対応をする為手元にある装置を弄っているとモンスターが決死の表情で叫びながら風波に襲おうと飛びかかる。

しかし


「《銃壊 : スコーチュタルス : イグナイトアクセル》!!!」


展開していた銃身が収納されると武器後部からロケットの如く炎が噴射されそのまま地面に向けて殴り倒した。


「最大……《スコーチュタルス》」


ボッ!!!!!


銃身が展開していた面から爆発かと錯覚しそうになるほど強力な炎が噴射される。

強化故に勢いで徐々に地面から距離が開く。

だが武器後部にある噴射口から更に強い炎が出る事で威力の低減を抑える。


3秒間そのまま炎の魔力を放射し続けた。

もう良いだろうと噴射を全て止める。


「制御してても少し暑いわね……」


もの凄く嫌そうな顔をしつつ汗を払う。


「サポートという割には異常過ぎるほど暴力的だな」


苦笑いをしながらダーケンが風波に話しかけた。

ダーケンの言う通り戦闘のサポートについて言及していたが最後の一撃は最早自身がメインで戦うレベルの威力だったからだ。


「アレは対象が弱って機動力が奪われている事が前提かつアイテムと私自身によって強化された身体能力で抑える事を求められるんです。

 確かに制圧能力という火力を見たら下手に斬るより有用ですが私ではここが限界なんです」


最後は若干愚痴っぽくなったがしっかりと返事をする。


「しかもーーー」


「魔力の消費が激しく総量の4割近くも持って行くピーキーさ……であろう?」


「ふむ。解決方法としてはだが殴り倒してからの圧殺では駄目なのか?」


「それが理想なんですがまだ後部から噴射させる炎を絞る事が出来なくて無駄に魔力を消費してしまうんです」


「なら改造して魔力制御の補助を付けるか?見た目を気にしないと言うのならば中身を弄り回せるが?」


「それでお願いします。……あ、それともう一つ同じ武器の作成を頼んでいいでしょうか?」


「2つもいるのか?」


「はい。機動力も欲しいですから」


「2つもあったら逆に機動力が……なるほどそう言うことか」


風波が言おうとしていた事をダーケンは事前に察しニヤリと笑い掛けた。


「中々突飛な発想をするなカザナミ。戦闘のサポート能力強化を謳いながら補助武器との相性で最前線に立てそうだな」


どれだけ風波の発想がツボに入ったのか分からないが楽しそうに笑っている。

すると異空間から今風波が持っている武器と全く同じ形状の武器が2つ出て来た。


「取り敢えず試作としてカザナミが持っている武器を預かろう。試作武器が出来るまではこの2つを使えって事前に予習でもしろ。

 見た目、持ち手も同じだが中身の能力は快適性に振っているから試作の予習に使える。まさか失敗作がヒントになるとはな」


「良いんですか?!ありがとうございます!!」


頭を90度まで勢いよく下げた。

風波が《銃壊 : スコーチュタルス》を地面に置くとダーケンは《銃壊 : スコーチュタルス: 快適ver》を片手で掴むと楽に掴める様に配慮で持ち手を向ける。


「ありがとうございまーーーっすぁあ?!?!」


バチーーーン!!!


身体能力強化を解除し《銃壊 : スコーチュタルス》単品が数十キロある事を忘れて受け取った結果体が地面に思い切り引っ張られ顔を強打した。


「す、済まぬ。風波には重かったんだった……」


珍しくダーケンが申し訳なさそうに風波を気遣うと、のそり……と顔を上げる。


「みんなには……見せられないわね」


涙目で鼻を押さえながらそう呟く。

垂れた鼻血を拭き取るとダーケンに治療をしてもらった。






明日は多分主人公サイドの話!

後かなり風波のしんぶそうの名前気に入ってる

(^ω^)

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