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数日後

連続更新73日目!

遅くなった!!すまん!



「…………で」


「どう言う事なんだい?」


「さぁ……どういう事なんでしょう」


呼乃田達は部室内である一点を見つめていた。

その中にはカトレアもいる。


「断乃君本当に身に覚えがないの?」


「ないっすねぇ……」


「仮主この人は……っ」


カトレアは何か気付いたのか少しだけ焦った断乃に一言伝えようとするが手を上げて止める。


「顔は見た事ないけどまぁ、俺も良く知ってるから言わなくていいよ。

 この前の戦闘では変わってくれて助かった。…………ダーケン・オルナ」


「……っぱりかっ!」


カトレア以外の全員は「誰だ?」と頭を疑問符を浮かべていた。

取り敢えず誰か説明しないと話が進まないと思った断乃はダーケン・オルナとはどのような人物か伝える。


「あ、この前の戦闘の最後に黒幕?と戦ってる時変わってた人だったんだ」


「でも理の精神に宿っているだけの状態のはずよね?なんで学校の部室にいるのかしら?」


風波が真っ当な質問をするとみんなは「うんうん!」と勢いよく頷く。

これは部室内のカトレアを含めた全員が疑問に思っていた事だったからだ。


「何故だか知らないが……分離出来た」


「軽っ?!一番知りたい部分の情報皆無っ?!」


「仕方がないではないか。我とて何か違和感があって元に戻そうと弄ったら分離出来たのだからな?理由なんぞ知らん」


「どうりで今日朝起きた時体軽いと思ったぁ……」


「体重減ったりしたの?」


「残念前日よりプラス20グラム」


「誤差すぎん?」


馬鹿なやり取りをしていると軍服ともフランスとかイギリスの兵隊が着る様な礼服を見に纏うダーケンが立ち上がり断乃の目の前に立つ。


「ここ10年……体を貸して頂き感謝する。我が返せる礼、対価は戦力しかないが良いだろうか?」


「いや、全然大丈夫だよ。寧ろ俺が劣勢になった時素直に出て来てくれて助かった。感謝する」


お互いが頭を下げ合う形になった。


「戦力というと稽古を付けて欲しい……とかも良いですか?」


「稽古?仮主はこの私の鍛錬では不満なのか??」


カトレアはプライドが傷付けられたのかムッとした顔で断乃に抗議をする。


「不満なものか!ただダーケンは俺の能力の祖先で良いのか?何て表現すれば良いんだろ?」


「断乃君シンプルに初代能力者とかそんな呼び方でいいと思うよ」


「変な所で馬鹿だよね断乃君は」


真梨の助け舟と軽〜いディスりを呼乃田から受け取るとそのまま話を続けた。


「まぁ俺が使っている能力の初代なんだ。しかも歴代最強らしいじゃないか?そんなもん教わらないと損しかないじゃないか」


「ふむ……確かに」


断乃の説明にカトレアは渋々という様子も無く普通に納得する。


「あぁそうだ」


ボンと手を叩きながらダーケンは1つ提案をした。


「この際だ分家故薄いが我の血を引いている歴としたオルナ家のお前とここにいる全員を鍛えてやる。

 今まで此奴の体の中からお前らの実力を見て来たがまるでなっーーーーーちゃいない。まだ我が国王として君臨した時代のメイドの方がまだ強い」


「めっ?!」


「メイド?!?!」


「マジで王様?」


「……今更だけどこの人異世界の人なの?」


「「「そうだよ」」」


カトレア、断乃、呼乃田の声が重なる。

真梨、風波、堅霧&モアは今更3人がぶっ飛んだ事を言っても動じないのか無視してグミを摘まむ。


「ングング……ちなみに聞きたいのだけどそのメイドと私達とはどれぐはい強さに差があるのかしら?」


風波が気になる事を気にせず聞く。


「そうだな……今の此奴と此奴」


呼乃田と断乃を指差す。


「今現時点ならコイツらより強い奴が我のメイドをしていた」


「「「マジか……」」」


「だが勘違いするな?その時は我は特別な事情と世界勢力によって常に命が狙われている状況だったのだ。少なくともカトレアレベルのメイドが常に5人はいた……がこれは我だけの特例だったからな」


軽く衝撃的な言葉がダーケンの口から発せられた。

名前を出された当人のカトレアもメイドレベルと言われショックを受けている。

歴史的に見てというか昔の人ほど乱世を経験していたりする為強かったりするのだが、ダーケンが生きていた時代はカトレアが知る歴史の中でも随一に酷い時代たったのだ。


そんな時代に生きるには必然的に力が必要

故に例外とはいえメイドが現代のカトレアレベルの強さを有する。


「だからな?お前達が望むなら少なくとも我の専属メイドレベルまで強くしてやる。

 分家の子孫に関しては昔の当主レベルで強くなってもらうぞ?今のお前はまだまだ弱く発展途上よ段階でしかないからな」


「「「「「「あっハイ」」」」」」


「それじゃあ……」


グウゥゥウゥ………


生きているならば誰もが一度は聞いた事のある音が何処からか聞こえる。

音の出どころを見てみるとダーケンから発せられていた。


「ふむ、まずは飯時だな」


「もう俺達食べ終わりましたけど?!」







明日は何とか早くする!

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