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説明

連続更新7日目!!!

モンハンにハマっておりまする



「それで呼乃田先輩、廃部とはどういう事ですか?他県どころか県内の高校でさえ人気はトップ3に入るんです。どういう事情があればそんな部活が廃部になるんですか!そうそう廃部になんてならない筈です!」


「うーん。それを言われるのは痛いなぁ」


「僕達にもそれなりの事情ってものがあるんだよ」


「事情?」


「うん」


そういうと想離先輩と呼乃田先輩はこれまでの事情を話してくれた。

この部活自体は設立当初から存在しているらしいが設立してから暫くは全国大会にやっと出場出来るかどうかのラインにはいたらしいが今はもう出場おろか予選にすら出る事が難しいらしい



「どうしてそうなったんですか?」


「それがね?ある年に準決勝まで行ったんだよ?だけど相手が悪かったらしくてボロボロにされて負けたんだって。それから周りがもうダメだなって諦めて少しずつ減っていったんだよ」


「どれほど前なんですか?」


「30年前」


「それは……ずいぶんと」


はぁ……俺達は溜息を吐いた

そして今更だがとりあえず真梨には服を着てもらった


「どうにか廃部は無かった事には?」


真梨が聞くが先輩達は浮かない顔をしていた。

かなりの難題だと言う事が伺える。


「全国大会…最低でも準決勝以上進出。だけど今の僕達2人だともの凄く難しい事なんだ。今の状態から後2年あればほぼ確実に優勝に近づけない事もないけど残念ながら僕は競技の引退を考える学年だしね。

 魔獣やモンスターを狩る魔狩人(まりゅうど)の道に進む事を先生から勧められてもいるけど……」


浮かない顔になる

断乃はその表情の意味が分からなかったが察して話を元に戻す。


「ここ2年はどうだったんですか?」


「県予選2年連続準々決勝敗退。3位までは全国大会には出られるけどその3位さえも叶わなかった」


「私は去年入学してきて初めて戦ってみたけどダメだった3位決定戦でやられちゃってね?あれからそれなりには鍛えているけどあまり勝てるビジョンが見えなくてね〜」


「あ、後どれほど猶予があるんですか?話を聞く限りだともう少しでアウトな予感がするんですけど」


「1年。この年にかかってるんだ。もし今年がダメだった場合1年間は部活に出られなくなるんだ。

そして部員さえ足りなくなるといよいよ来年は予選にさえ出られなくなる。

そうなると大会に憧れてきた君や、想離君の夢まで奪いかねない」


「だから今年が勝負だと?」


「あぁ」


呼乃田先輩は話す前のヘラっとした雰囲気を無くし真剣な表情で話していた。

この会話を境にしばらく会話が途切れた

10分ほど黙っていると元気な声が響いた


「ここだ!失礼しまーす!風波でー……す」


現れたのは断乃が朝の屋上で会った少女だった。



「あ、朝の!君もこの部活に入るんだ!」


断乃の反応とは対象的にかもの凄く嫌を顔をして俺に言ってきた


「貴方もこの部活入るの……」


かなり挑発的な態度で接して来た。

反応するのは負けた感じがすると思うと断乃もやや喧嘩越しに対応する。


「なんだ喧嘩売ってるなら倍値で買ってやるよ」


「なら私は金塊で買ってあげるわよ?」


2人の相手に火花が飛び散っていた。


「2人とも落ち着いてーーー!!!」


真梨は2人の間に割り込み何とか止める。

すると呼乃田が溜息を吐きながら少し怒った顔で注意した。


「あのさ、いきなり喧嘩しないでもらえるかな?他の人の迷惑になる事を考えてくれない?しかも今俺達は真剣な話をしてたんだ

 ふざける場面じゃない」


「す、すいません」


「ごめんない…」


2人が同時に謝ると呼乃田が呆れた感じで再度溜息を吐く。

想離というと真剣な顔で呼乃田にバレない様にとコッソリとグミを口にはこんでいた。


「えっと風波ちゃん自分意外に魔闘部に入部したいって子……聞かない?」


「ちゃ、ちゃん?」


想離のいきなりの『ちゃん』呼びに動揺する。


「えっと、そうですね……今の所私が知る範囲では入部するという人はゼロです。

 そこの2人以外は」


「なるほどね〜」


「今年は断乃君に真梨君、風波君か……入部希望者は決して多いとは言えないけどこれで最低でも来年は部員不足で廃部になる事はなくなったな」


「だね」


「そうだね……うん」


顎に手を当てて考えてるとパッと顔を上げる。


「じゃあ、せっかくだし今はもう廃れてるけどこの部活伝統のアレをやろうか想離」


「本当に?ここ数年やってないのに?」


「この子達の実力を見るのにもうってつけじゃないか」


「そっか、そうだね。やろーー!!」


先輩2人はそう言いながら俺達3人の腕を引っ張った。

戸惑いながら断乃達3人は首を傾げながら連れ去られる。


(やっと人数が揃った!!僕の力も去年より遥かに強くなった!!これでやっと2年間僕の進む道を塞ぎ続けて来たアイツにも勝てる!)


「呼乃田君?」


想離が声を掛けるが呼乃田には聞こえない。


(しかも今年僕は年度末最後に行われたアレで勝ち抜いたから全国には確定で出られるっ。

 後は後進の育成……)


チラリと断乃達3人を見る。


「先ずは実力を見ないと……ふふっ」








ここまで読んで下さりありがとうございます!

(゜∀゜)

面白いと感じた方はブクマ、☆評価、感想を送って頂けると私自身のモチベがアップします!!


また明日!!!(予定


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