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裏ステージ

連続更新24日目!!!

バトルは続くよどこまでも!



断乃はモンスター、魔獣の大群に向けて能力を発動しながら走り出す。

当然の如く囲まれてしまう。


「セットっ」


心剣を構えた

周囲のモンスター、魔獣を斬りつける様にして一回転する。

そして


「アブソリュート・ソロ」


ズパァン!


心剣で直接斬りつけられたわけでもないのに周囲のモンスター達が上半身と下半身の2つに両断される。


「解放」


刀身についた血を払う様にして心剣を振るう。

次の瞬間には全方位から光の筋が何本も現れると断乃はその技名を口にする。


「アブソリュート・オール」


その斬撃が決められていたのか届かない位置にいるモンスターも両断所ではなく細切れになった。

再度構えるが今度は最初の構えとは少し違い体勢を低くしている。


「居合、アブソリュート・ーーーーセン」


辺り一体の音が一瞬だけ消え去る。




5秒後

ゆっくりと断乃は顔を上げた。


「前方100m、モンスター及び魔獣化した存在の掃討完了。次に周囲に残っている存在の掃討へ移行」


断乃の視線の先には木々には一切傷付かずにモンスター達だけがボロボロになっている死体が転がっていた。


「さて、次はお前達だ」


「「「ぐ、グァルルルァァ!!」」」


普段の自身を全て押し殺し目的の最適化を図った結果今の断乃は冷酷と言える性格となる。


「ディセラレイト・クイン」


技名を口にすると断乃は1番近くにいたモンスターを睨む。

するとゆっくりと体に斬り込みが入って行く。


「お前らに自我があるかどうか分からないが……取り敢えず苦しめばいい。

 存在指定、範囲拡大!ディセラレイト・オールッ!!」


視界に写る存在は愚か視覚外にいるモンスター、魔獣の体に斬り込みがゆっくりと入って行く。


半径30mそれが今の断乃の限界だった。


「効果範囲分の個体は片付けたか、さて次は……ん?」


林の奥から気配が近づいて来る。

かなり強い


「余裕の現れか?歩いて来てやがる。まぁ良い今はここの掃除だっ」


心剣を構え直し次の掃除対象を探しに行った。





「ここに居るはずのない熊の魔獣化個体に狼、象、ライオン、鷹、鷲の魔獣化個体、それに2匹リザードマンも混じってるし……前の姉妹が所属してる組織でも裏で手引いてるんじゃないだろうな?」


「「「グゥオォオオオオオオオオ!!」」」


複数の魔獣化個体が呼乃田に向かって飛びかかる。


「五月蝿いよ」


ッダダダン!!


目の前まで接近していた魔獣化個体達が瞬く間に地面にめり込む結果になった。

そして冷静に魔法を使い頭を潰して行く。


「アブソリュート・召喚(サモン)


今回は()()は召喚せず、武器だけを召喚する。

光が呼乃田のて集まると同時に周囲の温度が下がったと錯覚するほど空気がピリつく。


「『ブリューナク』」


集まった光が霧の様に晴れながら姿を現す。

ケルト神話のルグ神が所有していたとされる出典不明の神槍。




「来い」


この呟きと共にモンスター達が襲い掛かる。


「はっ!」


一撃目で目の前ののライオン型魔獣の首を落とし、二撃目で象レベルに大きくなった狼の足をダンスを踊る様にして斬り落とし機動力を奪う。

三撃目で真後ろにいた象型魔獣を持ち手で林の方で打ち飛ばした。


ガガガがガァン!


地面を削り木々さえも削り飛んだ。


「僕に触れる事は叶わぬと知れ。槍弾」


ブリューナクを模した魔弾を用意する。

魔球は追尾性能も威力も低い普通の魔法攻撃術、魔弾は貫通力とスピードの2つにステータスを割り振った追尾性能皆無の魔法攻撃だ。

真梨は偏差撃ちの腕が達人レベルなため追尾性能がある様に見える。


そしてこの槍弾は貫通力、スピード、追尾性能の全てを欲張ってステータスを振った完全上位互換の魔法攻撃術だ。

その代わり魔力の消費量は魔弾の3倍はある。

そんな威力重視の魔法攻撃が呼乃田の周りに10個浮かんでいた。


「…………行け」


シュン!


「「「ぐるぅぉあぁぁあぁぁあ!?!?」」」


数十のモンスター、魔獣が槍弾に貫かれて行く。

抵抗をしようと手を伸ばせば貫かれ、逃げようとすれば脚を斬られ、逃げ場が無くなる。

ある程度周りのモンスター達を排除して槍弾を自身の周りで追加の槍弾用意しながら二重の円を描く様に配置した。


「舞われ」


回転し始めると足を持った生き物の如くモンスターを切断して行く。

ふと呼乃田はチラリと断乃が居る方向を見る。


「……不気味なくらい静かに荒れてるな。過去に何かあったのか?

 機会があったら話聞いてみないとな、アレは危うすぎる。一つ間違えればあの姉妹達と同じ道を歩みそうだ」


一瞥しただけで断乃の状況と戦い方を理解した。


(さてと……林の奥からまだまだヤバい気配がプンプンしてるな?これは中々の大物じゃないか?

 ランクにすると一級?いや、特一から特級か?)


上手く誤魔化しているが微かに漂ってくる気配を肌で感じながら戦力を分析すると手元に一本だけ槍弾を出す。


「反応するかなっと」


今までの槍弾より四割増しで速くなり林の中を突き進む、


「あわよくばこれで死んでくれると……なっ?!?!」


3mm


呼乃田自身が撃った槍弾が呼乃田より速いスピードで投げ返された時の呼乃田の顔との距離だ。


(咄嗟に避けてなかったら今ので危なかったな。これは直ぐに周り片付けて間鵞廼さんと半葉さんに伝えないとっ!!)


「舞え散れぇえ!!!!!」


そう叫ぶと槍弾が一瞬で周りのモンスター達を斬り刻んだ。








遂に明日モンハン発売!!!


やったぜ!

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