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イレギュラー

連続更新23日目!!

新キャラの登場だ!!



数日経ちいよいよ5月入る

そして

呼乃田から伝えられた学校の卒業生魔狩人がやってくる日となった。

1時間目の授業が潰れて代わりに卒業生の自己紹介と事情説明へと変わったため体育館に全校生徒が集められる。


「えーー、おおよその大会が中止、部活動が中止となった理由は既に知っていると思う。

 絶世祭に出場した将来魔狩人として有力な若者が襲撃され、重症に留まらず死人を出した件だ。

 魔狩人はここ近年から見てもかなり多いモンスター、魔獣の対処により地域への配置が出来ない。だがこの学校には卒業生であり魔狩人でもある2人に来て貰った。上がってくれ」


校長の言葉により男女2名が登壇した。

男の方が校長からマイクを貰うと話し始める。


「校長先生の紹介にもあった通りここの卒業生である間鵞廼 凛兎(まがの りんと)だ。今日から噂になっている殺人鬼が捕まるまで駐屯する事になった。

 俺達がいるからと安心して夜遅く出歩いたりしないように心掛けてくれ、それと顔も割れている犯人と似た人物を見かけた言う場合は学校に連絡をいれろ。……俺からは終わりだ」


マイクを横にいる女性に手渡す。


「えーー私も間鵞廼と同じくここの卒業生の半葉 白峰(なかば しらね)という。

 これでも魔狩人としては間鵞廼より強いから安心ししろ。どれくらい強いかと聞かれるとどう言えば良いか分からないがそうだな……」


ほんの少しだけ考える素振りを見せる。


「強さのランク分けがある。それは知ってるな?」


半葉は生徒を見るとそこそこの人数が反応を示していた。

それを見て話を続ける。


「1番強いランクが特級、私がその下で間鵞廼の私の更に下だ。上から2番目と3番目だがかなり強い

 くどい様に聞こえるかも知れないが私達は強い、だからこそ安心しすぎるな。安心こそ緊張下では最大の敵だ」


そこまで言うと半葉は校長にマイクを手渡した。


「このありがたい言葉を皆良く覚えておくように。ではこれで解散だ。1時間目の時間が余っているから残り時間が何するかは担任の指示に従え」


校長と魔狩人の2人は何処かへ消えていった。





放課後


断乃達が毎度の如く部室に集まっている。

ランニングの様の格好に着替える為に更衣室に向かおうと部室を開けると呼乃田が既に着替えた状態で立っていた。


「え、どうしました?」


「さっさくだよ、みんな。今すぐ大急ぎで着替えてくれ10キロ離れた地点でモンスターと魔獣化魔獣の大量発生だ!!!面倒くさいから男子は外で着替えて、女子は部室内で着替えてくれ。早く動け!!」


「「「は、はい!」」」



全員が返事をすると直ぐに言われた通りに動き3分もしない内に着替え終えた。

部室の鍵をしめて表に行くと魔狩人の2人が戦闘用のコスチュームで断乃達を待っている様に立っている。


「ようやく来たかお前ら俺と半葉の手を握れ移動する」


「移動するってたって……」


ギロリ睨まれると堅霧の取り巻き達は何も言わず手を握る。


「全員掴んだな?今から私の能力で目的の場所に移動する絶対手を離すなよ。千切れても知らんからな」


「「「「「「「「え?」」」」」」」」


落ち着いた呼乃田以外全員の声が漏れた瞬間にその場にいた全員の視界が暗転する。

視界が元通りになるとそこは荒れた土地にだった。


「ここは?!」


「ちっ、もう暴れた後かっ!っ!!全員戦闘準備だ!!!何かがこちらに来る!!」


間鵞廼が何かを察知したのかある方向を見ながら全員知らせる為大声で警告した。


「絶対とは頂きなり」


「見通すは彼未来」


「翔けよ汝」


「付き従え、フェンリルアーク」


「デュオソウル」


「ぶっとばしてやる」


「「「「よっしゃ!!!」」」」


断乃達がそれぞれ能力によって武器を取り出したり気合いを入れる魔狩人の2人は予め用意していた武器を流石に構えた。


「この中に敵の魔力、気配の察知に優れた能力者がおりするか?」


周囲への警戒を怠る事なく半葉が聞くと風波が反応する。


「わ、私が出来ます」


「よし、ならば私の目線の先にある林に所の探りをいれろ。イレギュラーな事態だから隠密性は問わん、確実性を重視しろ」


「分かりました」


風波が手に小さな魔力の塊を作る。

そしてそれを優しく指定された方向へと優しく息を吹きかけると限りなく透明に近い風となった。

風波意外からは透明となった風が林の中を勢いよく過ぎ去っていく。


ギャァア!!ギャァア!!!


魔力に反応したのか意思の篭ったモンスター、魔獣と思わしき存在の叫び声が聞こえて来る。


「ちっ!大群が押し寄せた場合孤立する可能性すらある!その時は敵の殲滅をしつつ退路だけは確保しろ!もしも退路が確保出来ない場合は全力で逃げろ!全部私が片付けてやる!」


「……かなりの数のモンスターがやって来ます!!」


「「チッ!」」


風波が魔力に反応したモンスター、魔獣の動向を伝えると間鵞廼と半葉は同時に舌打ちをした。


「そこの軟弱4人は固まって動けそしてヤンキーと眼の良いお前、後お前も3人で固まって動け」


取り巻き4人と堅霧、真梨、風波に指示を出す。


「カード持ってるお前は1人で行けるだろ。必ず身を守れ。後お前らは実力的に飛び抜けてるからなるべく離れて遊撃に徹しろ」


直接会って5分も経っていない段階で実力を完全に把握されている事に驚くがモンスター、魔獣が見えて来た為反応しない。


「よし、散開!!!!」


号令が下ると断乃達は各々の場所へと駆け出して行く。


「半葉、遠目に一級が複数見えた。2人で対処するぞ」


「分かってる。……慄け!神羅豪傑!!」


「疾く爆ぜよ!爆刃爪牙!!」


2人の手にそれぞれ武器が現れる。

半葉の武器は身の丈もある巨大な剣で間鵞廼は足に特殊な装備が付けられた。


「「掃除の時間だ!」」








思い付きのキャラだけどかなり気に入ってます!

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