プラス
連続更新19日目!!
ストックはもうゼロに近い!!
だから毎日更新を続けようと思う!(え?)
堅霧達は正式に部活に入部することになった。
その事を聞いて呼乃田先輩は部員が増えるのは嬉しいがっていたがいきなり増えて少し困っていた。
「うーん。ここまで人数が増えると部室も男女共用は難しいね。色々言われるし何かあったら責任も取れないし」
「いや、こいつらに部室要らんでしょ呼乃田先輩」
「いや、それはーー」
「いや、自分外でも構わんです!」
「そういう訳にもいかないよ」
「うーん。私達は別に一緒でもいいよー。手出して来たら股に付いてるブツ切り落とせばいいしね?ね!ふーちゃん!」
「ふーちゃんってなんですか想離先輩!いやですよ男に囲まれるのわ!気色悪い!!」
「…ヒェッ」という声が堅霧達から溢れる。
しかし風波の言葉も納得出来た。
(こいつら今日風波含めて全員に告白して玉砕したもんなー)
その様子に少し笑いをこらえていると呼乃田が部室の外に出て行った。
「ま、考えるのは後だ。いつものように走るよ体力は資本で大事だぜ?」
「よしいくか。真梨一緒に行こーぜ」
「いいよ。堅霧君達も入部したからには走ってもらわないとね?男子は山道10キロ。女子は6キロ走ろっか」
「こーちゃん走りたくない〜〜!」
「僕の肩掴んだまま伸びないでくれ想離君」
想離は山道を走りたくないと駄々をこねている。
呼乃田はその様子に苦笑いしながらも想離先輩を立ち上がらせてた。
風波はと言うと部室に入った時から着替えが完了していたので外でアップをしている。
しかし想離先輩も既に走る格好なので走りたくないと言う言葉は呼乃田には通用しない。
「堅霧お前らもついてこい。靴はあるな?」
「うす!」
「部室を施錠するから部室から出てくれ」
そう言うと堅霧達はぞろぞろと部室から出てきた。
堅霧達にもしっかりと準備運動をさせて部室からいつもの課題である体力作りをスタートさせた。
スタートしてからもう4キロほどの地点にいるが集団になっている。
いるのは断乃、真梨、呼乃田そして意外も粘っている堅霧達だった。
いくら粘っているとはいえ呼乃田達は結構余裕を持って走っているのに対して堅霧達はゼーハーゼーハーとかなり苦しそうにしている。
しかし何だかんだついてくるのは根性があるのか真梨への…愛ゆえ。ブヘェ?!)
その瞬間断乃の前に真梨の回し蹴りが通り過ぎた。危うく首が飛ぶ所だったことに気付くそして壊れた人形のように真梨の方を見るといい笑顔で笑っていた。しかし目は全くと言っていいほど笑っていなかった。
「何笑ってんだよ。途中から心の声聞こえてたぞ」
「……申し訳ございません」
「まてやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ごめんってぇぇぇぇぇ!!!」
危機を感じ身体能力を強化してダッシュで逃げると真梨も身体能力強化をして追いかける。
木の枝に飛び乗ったりして避けていくがスピードを落とさずついて来た。
機転を利かせ上下に動いて振り切ろうとした後地面に一旦降りてしばらく走しった。
降りた時に小さな水溜りがあったのかパシャッと言う音がする。
続いて真梨の音と思われる音もした。
ヤバイ近いと断乃が思った時に第三のパシャりと水溜りを蹴る音がした。
2人は驚いて後ろを振り向くと辛そうな顔をした堅霧が全力で追いかけていた。
「真梨くんぁあぁぁぁ!!!」
堅霧の咆哮に驚いている隙に真梨は俺との差を詰めて来た。
反射的に真梨の名前を断乃が呼ぶが返事がない。
不思議に思い後ろを向くとかなり悪い顔をした真梨が走っていた。
その瞬間背中に寒気が走る
「ねぇ、断乃君。堅霧君頑張ってるしこの距離を保たない?」
その言葉に俺はいやらしい笑みを浮かべる真梨の隣に行くためにスピードを少し落とした。
「堅霧君根性あるし面白そうじゃん」
「追いつけそうな距離を維持してどうするんだよ」
「どうもしませんが?」
「うわぁ、性格わっる。いだっ」
右頬にパンチを貰う。
☆
結局ゴールした時にはもう堅霧の姿は見えなくなっていた。
しばらく待っていると呼乃田が潰れた堅霧を同伴して帰ってきた。
(他の奴らもじきに来るだろ)
「呼乃田先輩お疲れ様です。他の4人は今どこに?」
「さっき見に行ったが走力はみんな似たり寄ったりだね集団になっていたよ。まぁ、初めてでアレなら中々体力はある方なんじゃないかな」
更に5分待つと残りの奴らが到着した。
「みんな汗をかいているね。じゃあ着替えた人は体育館に行っててね。今来た君達はしっかりと汗を拭いた後体操服に着替えてから体育館にきてね」
「「「「了解っす」」」」
☆
いつものように断乃と真梨は更衣室で自身のコスチュームに着替える。
「やっぱりこれを着ると気持ちが高まるな」
「断乃君のコスチュームって何だか極端だけどシンプルだよね。下は黒基調にしてて上は白基調にしてるな
「でもコート見たくヒラヒラがついてるぞ」
「オマケ程度じゃん」
「まぁな?」
2人は着替え終わると体育館に行く。
そこには既に着替えた風波と想離、そして堅霧とその他だった。
「なんか一括りにされた気がする」
と堅霧の取り巻き
「気のせいだろ?」
と断乃
「じゃあ早速模擬戦をやっていくよ。
だけど堅霧君達は初めてだから観戦していてくれ。
この部活に入ったからには真剣に上を目指して欲しいからね。今後の参考にしてくれ。真梨君!想離君!」
「はいはーい!」
「じゃあ行ってくるよ断乃君」
真梨と想離先輩が体育館の中央で相対する。
「うーん。撃乃君強いからなーー油断できないよ!」
「負けませんよ?」
2人が構えると呼乃田はいつもの様に右手を掲げて真ん中に立つ。
「2人とも頑張ってね?それじゃあ。始め!!」
「見渡すは彼の未来」
「突撃!ザンシア!リオシラス!」
真梨は最初から目の強化を想離は断乃との模擬戦にもだしたザンシアというモンスターと始めて出す女性型モンスターのリオシラスを召喚した。
真梨は弾幕として20ほど魔弾を撃つとザンシアに接近して魔力を纏わせてある拳で数発殴った。しかしザンシアはこの攻撃を手に持っている剣で器用にいなしていた。
横からリオシラスが槍を投擲して牽制してた。
想離は更にモンスターを召喚すると全モンスターを突撃させた。
戦闘を楽しんでいるのか真梨は笑っている。
そこからは真梨がモンスターをほぼ一撃で倒して行くが想離そのつど倍のモンスターを召喚する展開が続くが真梨は更に動いて倒して行く。
しかし均衡は破れ遂に真梨はモンスターの数に対応しきれなくなり負けた。
「いやーいい勝負だったよ!」
「完敗でしたよ?」
「召喚には魔力を使うんだよ。あれ以上召喚したら魔力切れで負けていた所だよ!」
「だーかーら?」
「ほぼ引き分け!」
今の模擬戦を見ていた堅霧達は唖然としていた。
「す、すげぇ。あんな戦い出来るもんなんだな」
「そうすっね堅霧さん」
「3年間特訓したら追いつけるか?」
「頑張れば後ろには立てるんじゃね?」
「だなぁ」
5人がそれぞれ意見を言っている所に呼乃田が加わった。
いい笑顔をしている。
「みんなどうだったかな?」
「どうって言われても凄いという感想しかでてきませんよ!」
「なんなんですか?!アイツら全国クラスの化け物レベルですよ?!」
「そう!その通りらは今年絶世祭で準決勝以上に行かないと廃部になる条件付きでね?だから何としてもこの代で実績が欲しいんだ。その為に本気になってる」
5人は「そんな事情があったのか?!」という感じの顔をしている。
それもそうだろう基本的に廃部なんて部員が3人以下になったときだけだ。
知らないのも無理はなかった。
「君達の力を貸してくれないかい?」
堅霧達は顔はキラキラと青春と下心を合わせた輝きを放ちながら頷いた。
「「「「「はいっす!」」」」」
(下心見え見えだなぁ)
呼乃田にはお見通しである
モンハンRISE楽しみでやんす