表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
170/173

2日間

連続更新170日目

見たいと思う小説見つからないなーー



4日間

これは"塔"の中から女性が出て来てから経った日数であり眠ったままの時間でもある。

その間断乃達や研究員達は中身の無くなった"塔"の古代文字を解読していた。


「ふぁあぁあ〜、ダーケンカトレア進捗どう?古代文字の解析すすんだ?これに関しては完全に門外漢だから手伝えないのが罪悪感だよ」


「何とか8割の文字を並びから思い出せたが残りが思ったより手強い。あと一歩の所まで来ているが思い出せなくて苛立ちが出始めた所だ」


「仮主あの女はまだ起きないのか?」


「心拍とかが完全に安定したのが昨日の夜だぞ??そうそう起きないって」


「あれほど"塔"の情報の鍵ですと言っているような存在だぞ?気にならない方がおかしい」


愚痴っぽい呟きに「確かに」と反応するとダーケンから今分かる限りの情報を記した紙の束を受け取る。


「ふむふむ……主に既存の転移の魔法陣の書き方と類似しているが根幹は違う()()()?。この、みたいって?」


「そこがまだ解読出来ていない部分だ。中身は本当に今の魔法陣に使われている言語をそのまま古代語にした感じだったがやはり古代というだけあって我が知る構造とは異なる部分がある。

 魔法の殆どを知ったつもりだったが私より前の時代の魔法を学べる機会があるとは思わなかった」


ダーケンはニコニコと笑って実に楽しそうにしている。いつも冷静な顔で話すカトレアも口角が上がって楽しんでいる事が見てとれた。


少し質問をしているとシルビアも起床してきたのか"塔"の前に現れる。


「おはようございます。遅かったですね?」


「んーーー昨日は少し重かったからなその怠さがまだ尾を引いている」


「重い?それってどういうーーーーー」


重いの意味を聞こうとするとダーケンとカトレアから肩を掴まれる。

その手は少しだけ力が入っているように思えた。


「仮主……聞くべきじゃなく黙っているべきだ」


「配慮を待て」


「ん?………………あ」


どういう意味か悟り声が出た。

即座に謝るがシルビアは怪訝な顔をしている。


「何か勘違いをしていないか?」


「いや、その……」


「重いって言うのは()()()()()()じゃなく鍛錬で使った重りの重さだ。

 普段は300キロだが昨日は少し気合いを入れて700キロで鍛錬していたんだ」


「700……ちなみにそれはどんな鍛錬内容で?」


「スクワットだ」


「ちょっと、何言ってるか分かんない」


「「700キロとは、一体どれほど重い??」」


重さにピンと来ていない人が2人。

車一台分と伝えてもまだ良く分かっていない。

そもそも車に乗る経験も持ち上げた事もないから分からなくて当たり前なのだが。


「なら持ってみるか?幾ら私より強くても流石に重いと思うぞ?」


「ほう?それは面白そうだ、気分転換に体を動かすか」


「700ってどのくらいの重さだろうか……まぁ待てば分かるから取り敢えず行くしかあるまい」


2人はシルビアに案内されトレーニングルームへと案内んないされる。


「まだ朝の9時なんすけど。普段頭使わないのに良く朝早起き出来るよ……そう言えば身体構造悪魔だった」


数秒たちある事実に気付く。


「あれ?俺も一応ダーケンの子孫で半分悪魔族の血流れてるのに朝弱くね??もしやお父さんの血の影響かっ?!」


1人勝手に戦慄していると日本語が出来る通訳も務める研究員が少しだけ慌てた様子でこちらに来た。

よほど急いでいたのか途中で躓き机の角に頭を打ち沈む。


「…………いや、沈んじゃ駄目じゃん?!?!ちょっと大丈夫ですか!」


研究員を抱き起す。

血は出ていないが良い感じに入ったのか気絶している。

どうしようか迷い周りを見ると全員が頭部を叩けたジェスチャーをしていた。


「え、えぇ……?」


戸惑いながらも周りにジェスチャーで頭を叩けと言われる為なるべく優しく(つもり)で叩いた。


バチィィ!


「Noooooooooo!!!!」


(何てアメリカンが反応だろうか)


予想以上に映画みたいな反応に若干嬉しくなる。


「はっ!ソウダ!!君!目覚めたよ!」


「Mに?」


「違う!!」


周りからクスりと笑いが漏れる。

どうやら日本語が分かる人のようだった。


「“塔"の女性が目覚めたっ!!」


「それを早く言って下さいよ!!!」


「無理だろ!!」


周りの研究員達も慌ただしく動き始め1人の研究員はシルビア達を呼びに行った。





何だかんだ区切りのいい所が来ない

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ