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転生

連続更新17日目!!!!

この話書きたかったの!!



(いつからだろうか神話の英雄のようになりたいと、強く気高く勇ましい英雄になりたいと願ったのは。

数々の姿、願いの英雄を自分自身に見立てて色々な人に魅せたいと夢見たっけ)


すーー……はぁーー


ゆっくりと深呼吸をする。


「やっと、辿り着いたよ英雄達(みんな)。今日この時まで何百年とかかったけど……やっと会えるよ」


呼乃田の呟きに2人が反応する


「何訳の分からない事を仰っているの?」


「馬鹿みたいだよ?」


「はっ!」


挑発を鼻で笑う


「お前らは不思議に思った事はないか?何故この世に神話や御伽噺でしか存在しなかった魔法があるのかってな」


「そんな質問、少なくとも私が生まれた時には魔法が存在していたんですもの疑問になど思いませんわ。それが常識となっていますもの」


「なら転生を知る訳ないよな」


キルノアの「ハ?」という小さな呟きと共に呼乃田は走り出した。


本来槍とは剣の間合いの外から攻撃するためにあるものであり剣の間合いでは戦わない。

それがいきなり真正面から向かってきたら誰だって驚く。

それはキルノアも例外ではない


「シッ!」


胸目掛けて突く


「刺せないわよ!」


素早く避ける


そして呼乃田はキルノアが武器を握れないようにするために腕を狙って槍振るった。

だがそれをジャックがギリギリで防いぐと呼乃田を罵倒する。


「お兄ちゃんお姉ちゃんに攻撃した。お兄ちゃんのバカ!!嫌い!死んじゃえ!!」


「奇遇だな!俺もだよクソガキっ!!」


「キャア!」


ゲイ・ボルグでジャックを振り飛ばすとキルノアがナイフを投げる。

ナイフは先程よりも明らかに速かく殺意が込められていた。


(あちらも冗談抜きで本気で殺るつもりか……)


そこから3人は互いの目的の為に本気で殺し合った。

姉妹は呼乃田を殺して食べる為、呼乃田はライバルの敵を取る為手加減なしで命を奪いに行く。






ガギンッッキンッ!


先程から金属同士が激しくぶつかり合う音が響く。

音一つ一つが人を殺すために全力を振るって出ている音だ。


(……ああ)


自身が高揚するのを呼乃田は感じ取る。


(心地良い!!)


ガギンッッ!!!!


距離を取り魔弾を十数個形成する


「踊れよ殺人鬼共!!!」


少しでもこの姉妹が苦しむ様にと全力で身体能力を極限まで強化し、右手に持つゲイ・ボルグで魔弾を弾き飛ばした。

弾丸と同等のスピードで姉妹に迫る。


(アイツの分も苦しんでくれないと……!!)


「割に合わねえだろうがぁあ!!!」


「ジャック!!」


「うん!!」


一気に姉妹が魔力を放出したかと思った瞬間混ざり始めた。


(2種類の魔力を2つにだと?!何を……!!)


「諦めろ!!」


同時には殺せない

ならばと片方の仕留めやすそうなジャックを狙う。


だが


「「キリング・フィールド!!」」


混ざり合った魔力が姉妹の体から魔力の波が解き放たれ呼乃田は数十m吹き飛ばされる。

すぐさま起き上がり姉妹の方を見ると魔力が再度収束していた。


失敗した、自爆した

そう思い普通ならここで勝利を確信するだろう。

しかし嫌な予感は往々にして当たる物なのか呼乃田は姉妹の顔を見ると歪な笑顔が張り付いていた。



ドカァァァァァァンンンン!!



とっさに出来るだけ魔力による防御壁を展開したが重苦しい衝撃が伝わる。

地面は抉り取られ砂埃が舞った事により視界不良になっていた。


「これは……」


(あ、これフラグになるか?どうやら現代にはフラグを建てると必ず失敗するとかというよく分からないジンクスがあるらーー)


「………ッ」


砂埃の向こうに影が見えた

晴れる前に仕留めようと更に絶対能力を行使する


「転身 : アーサー・ペンドラゴン」


俺の体から光が出て行き先程の男の形を形作り始める。


「ようどっだった」


「無理だった。1発でかいのぶち込むよ」


「おう、頑張れよ。こっち側で待ってるからよ」


いい笑顔を残しクー・フーリンが消えた。

そして入れ替わるように金髪の色男が現れた。


「おや、君は……」


「悪いが時間がない。力を貸してくれ。アーサー王」


「承知した」


アーサー王が力を貸す事を承諾するとクー・フーリンと同じように光の粒子となって呼乃田の体にに吸い込まれていく。


「今は我が王だ、エクスカリバー!!!」


地面が盛り上がる。

盛り上がりきるとそこには一振りの剣がささっていた。

勢いよく引き抜く。


(エクスカリバーの力は凄まじいなっ。全身に力が巡っていくのが分かる!)


構える


「死ねよ殺人鬼共」


舞っていた砂が晴れる。

そこには傷ついたキルノアとジャックがいた。

どうやら呼乃田を道連れにするには及ばなかったらしく2人だけ傷ついている。


「よくも……ハァ…ハァ……。防いでくれましたわね。おかげでこの通り……服もボロボロですわよ?艶やかになってしまいました」


「本当にお兄ちゃん死ねばいいのに」


呆れる頑丈さだった。

これで流石に決めないとこちらの魔力量も限界だと呼乃田は理解している。


「もう終わりだ」


「なにをーー」


「ストライク……!」


「嘘でしょ?!っ!なめないで!ジャック!逃げるわよ!」


「うん!」


「カリバーァアァアァァァアァア!!」



霧が姉妹を包んだ。

そこにエクスカリバーから放った魔力が通過する。


「やったか?!……あ」


(また、フラグを…)


グンッ


どこかに体が尋常でわない力で引っ張られる。

引っ張られる方向を見るとこの出口らしき魔力の塊があった。

周りを見ると世界の形が崩れてきている。

どうやら姉妹は逃げたようだ。


「くそっ!次会った時はただじゃすまさん!」




やーー操作が変わったモンハンは難しいですなぁ!!

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