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激震

連続更新14日目!!!

今日は少し遅れたね!!!

……新作もう一個投稿しようかな(多分)不定期で



疲れを癒す為にスポーツドリンクを呷る。


「ねぇ断乃君……常々思ってたんだけどさ。"心剣"ってさ"神剣"とどう違うの?」


模擬戦が終わって一息休憩を入れている時に真梨と風波と想離、呼乃田全員から同じ質問が上がった。


「なんて言ったらいいかな。まず神剣は一説には古代の英雄が後世に託した思いが形となって現れた結果だと言う声があるんだけど対して心剣はそういうストーリーが一切ない。なんせ自分の心を直接形にした物だしな」


「強いの?」


「人によりけりだと思う、俺の場合は黒剣だけど人によっては弓が出る可能性がある。まぁ俺が使った感覚では間違いなく強い」


「弓が"心剣"かどうかはさておき、私も心剣出す事出来るかな?」


想離が質問する。

その質問に対する正しい答えを考え、断乃の中で考えが纏まると想離の質問に答えた。


「月並みな言葉ですけど強くなる努力次第ですが可能かと。ただしある一定のラインの強さを超えないとまず無理です」


「ラインって?」


「それは……」


一呼吸おいて何度か口にしている事を想離に伝えた。

それは入学する前に手に入れた断乃自身の力に関係するからだ。


「自分の能力を飼い慣らし、能力自体の頂きに立つ事です」


「絶対……それってつまりすっごく強くなるって事だよね?」


「噛み砕けばそういう事です。それに当たり前ですが簡単な事ではないんです、自分の心と体の目的が完全一致した時にふとイケると思う瞬間があるんです。………もっと簡単にいうと限界の先にある限界を突破するんです」


「学校も通ってたのに良くそんな時間あったわね?もしかしてサボってたのかしら?」


やや挑発する様に風波が聞いて来る。

その通りだがその言葉はごもっともだろう、どの様にして断乃が学校に通いながら絶対能力を手に入れたのか。


「言っただろ?」


「でもそれだけじゃ時間も目的も関係なしに無理でしょ」


「……心と体の完全一致なんてそうそう起こるはずもない。どうやって?それは感情、激情なんだよ最後の決め手はね。例えば負けたくない、勝ちたい、悔しい、かなり黒い感情になるが殺したい……とかもな。そう言った呪いとも言える感情がどうしようもないほどに溢れると突然頭の中に能力と共に言葉が浮かぶんだよ。

 『これがお前の新しい力だ、絶対に斬り尽くせ』ってな。この言葉は俺の場合だけど」


『殺したい』のワードに一瞬顔を顰めるが風波を含めた全員がなるほどという感じで納得した。


「それで断乃君はどんな力を手に入れたんだい?」


呼乃田がニヤついた顔で質問してきた。

この際に同じ部活の仲間だし能力の事を全部話せば良いだろうと判断する。


「絶対切断…それが俺の能力です」


「絶対切断……大袈裟過ぎやしないかい?」


「いえ、決して大袈裟と馬鹿に出来る代物ではないです。その真骨頂は絶対の名に恥じませんよ」


それから俺達はもう一度模擬戦をした。

今度は一対一では無く想離の召喚モンスターとの一対多のバトルロワイヤル形式での戦いだ。


開始と同時に想離先輩が2メートル程のモンスターを一気に10体召喚して攻撃を仕掛けてきた。

断乃は難なく避けるとその内の2体がこちらに向かってきた。

見た目ゴリマッチョの相手が必死に攻撃するが難なく避けるとチラリと想離の方を見る。

残りの2体を側で侍らせている。


真梨ほどではないが強い魔弾でその召喚モンスターをズタズタにし、風波の風の刃を真似し真っ二つにした。

そして呼乃田が注目していると断乃が構えた。

次の瞬間には2体の召喚モンスターが斬り刻まれる。

流れる様な動きで断乃は心剣で襲って来た召喚モンスターの首を狩りとった。

そこからはお互いに牽制しつつ想離を倒そうと前に出ながら能力を披露して行く。



バトルロワイヤル形式の模擬戦は開始から30分で決着がついた。


勝ったのは想離


40を超える大量の召喚モンスターを物量で押し込み逃げ場を無くした時に断乃の武器を奪い勝利宣言をした。

勝った後に「イェース!!!」と言いながら皆にピースサインを向けて来たからか全員イラッとした様子になる。


((((うっわぁ、腹立つ……))))





ある県の路地裏そこで1人の少年が2人の少女に襲われなすすべも無くやられてしまった。

少年の右腕は折れ、右足は切断され、左腕は肩から先が無くなっていた。

この状態でも少年は微かな呼吸と共にかろうじて生きていた。


「おねぇちゃんこの人弱いね。つまんないよ」


背の低い少女が少年の頭を踏みつけながら姉と呼ぶ少女に話しかけた。


「あら、物足りないの?じゃあもっと殺らなきゃいけないわね!」


「だよね!」


「次は誰を狙おうかしら」


路地裏に2人の少女の笑い声が響いた。






『今日未明。石川県優馬高校2年の早馬翔太君が何者かに襲われ、手足を切断等の重傷を負った状態で発見されました。幸い命に別状は見られませんでしたがベッドの上で今も目を覚ましていないとの事です。この事件について田中さんの意見はあるでしょうか?』


『そうですねーーー』



その日全国を揺るがす事件がテレビで放送された。






やーーー思いついたネタ不定期でマジで書こうかな

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