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部活動開始

連続更新13日目!!!

加筆修正楽な時もあれば

キツい日も……



先輩である芽吹と織田と出会ってから一週間が過ぎた。

担任の先生にクラスの皆が部活を決める紙を提出し、体験入部期間も終わったため正式に魔闘部に入部が決まった。


断乃達にとって今日は正式に入部して初めての部活となっている。

この一週間は仮入部という形で部活に来ていたのだ。

正式入部までの一週間のうちに決まった事がある。


それは体力作りのランニングだった。

この世界の魔力の定義がかなり曖昧で体力を数値化させたものが魔力量だとされている。

しかし体力と言っても簡単に持久力と言うわけではなかった。


だがしっかりとトレーニングをすると魔力量が増えるので一概に違うとは言えないのが現状。

しかも魔力が増えやすい人と増えにくい人もいるのが全世界共通の悩みである。


断乃はこれを一週間のうちに測ると魔力の数値は約80000。

これは平均より結構高めの数値で平均は45000当たりとされている。


体力を増やせば少しは魔力が増加する。

しかし1つだけを重点的にやっても対して効果は無い。

全部の能力を上げてやっと効果が現れる。


そして今日は体力を重点的に鍛えるメニューだった。

まずランニング8〜10キロ男子は10キロ固定、想離と風波は運動していない人には地獄と等価と言っても過言ではない8キロだった。

だが2人はバリバリの運動ウーマン故にさほど苦には感じていない。


走るコースはクロカンとかなり消耗する、さらに道も悪いから自然と体幹も鍛えられる。

男子は気持ち速めのランニングをする、スピードにして1キロ3分30秒くらいだ。

おまけで呼乃田と真梨は中世的な顔から想像出来ないほど体力お化けと判明した。


走り終わると模擬戦専用のユニホームに着替える。

ちなみに断乃の専用のユニホームは下は黒、上は白のスタイル。

ここからは軽く模擬戦をする。


今日の模擬戦の予定は断乃と真梨の日と決められていた。

初めての時のように体育館の使用許可を申請した。許可がおりると早速コートの中央に立つ。


「戦うのは初めてだね断乃君。……緊張するよ」


「お前の能力は近接戦闘の俺とあまり相性は良くないからなぁ、避けられそうだ」


「相性良くないとか言いつつどうせ当ててくるくせにさ」


軽口を話すのもやめると2人は同時に構える。

そして断乃は呟く


(満たすは進化、応えるは過程、叶えるは踏破っ……)


心剣を引き抜く


「絶対とは頂きなり」


「見透すは彼の未来」



胸から心剣を抜刀し構えたを取ると真梨を睨む。

そんな真梨は目が青く光らせ自身の周りに30もの魔弾を用意し断乃を見つめる。


「それでは、始め」


呼乃田による合図が出されると真梨は距離を取りつつ魔弾を全力で撃って来る。


「アブソリュート・セット」


キンッ!


襲い来る魔弾が一瞬にして無に還る。

絶対能力で魔弾を次々と斬り伏せていくと一瞬だけスピードを上げ切迫する。

しかしその行動を見抜いていたのか目を先ほどより強く光らせ行動を起こした。


断乃より先に踏み込み半身で魔力の込められた拳を放つ。

すんでのところで左手で防ぐが魔力が爆発し左腕ごと弾かれる。


ギシッッ


(何て爆発!腕がもげそうだっ!)


すぐさま右手に持っている心剣で斬りかかる

次に真梨は蹴りを放つ。

先程の突きより遥かに速く、足から微かに雷の魔力を察知する。

恐らく足に纏わせる事で元々魔力で身体能力を底上げしている体の能力を瞬間的に更に上げたのだろう。


「ふっ!!」


「…!!」


ギリギリで避けた時に体勢を崩すのを真梨が見逃す筈もなく一瞬の隙をつき真梨は更に身体能力を上げ蹴りをもう一度放った。

流石に反応出来ずに蹴り攻撃を左腕で受けてしまい折られ、吹き飛んだ。

断乃は雷の魔力を纏わせている副次効果で痺れて動かなくなった。


「イヤラシイ蹴りだねぇ」


「失礼だなぁ。工夫と言ってよ。工夫と」


「負けらんねぇ」


真梨に聞こえないくらいで呟き断乃も身体能力を上げた。

大体身体能力を互角の所まで上げると後は技術と能力の勝負になるが断乃の場合能力を本気で行使したならばそれは模擬戦に留められないため切り札は絶対に封印している。


跳び上がると空中で加速して蹴りを放って来た。

何とか避け右手の心剣で斬ろうとすると目の前に魔弾が10個以上存在していた。


「………oh」


「チェックメイト」


その瞬間爆炎が上がるが体育館に予め備えている設備能力により床等に傷はつかない。



アブソリュート



爆煙の中から声が聞こえる。


「……やっぱ防いだか」


溜息を吐き魔弾を備え、構えをとる。


「ゼロ・スピード」


爆煙が晴れると断乃が心剣をだらりと下げ現れた。

そして姿が霞むと真梨の背後に現れたその首に心剣を添える。


「参考にしなきゃな〜〜真梨?俺には距離詰める技があるって言ったじゃないか」


「やっぱり強いな、僕も能力を扱い切れるまで頑張らないと」


「相性自体は真梨が有利だから自信持てって!その能力は一見攻撃には向かないけど今の模擬戦では攻撃の転用が中々上手かったぞ!避けるのに使えるし動き先読みして攻撃当てるとか厄介極まりないわ〜」


「いずれ模擬戦で断乃君を泣かすから」


「あらヤダ野蛮な発言」


「断乃君は能力が蛮族以上だけどね〜」


「……何も言えねぇや」








ここまで読んで下さりありがとうございます!

(゜∀゜)

面白いと感じた方はブクマ、☆評価、感想を送って頂けると私自身のモチベがアップします!!


また明日!!!(予定


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