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不穏

連続更新11日目!!!

リメイクで1番辛いのは加筆修正なのよ!!

所で今日は弓でナルガクルガを倒したわ

フレーム回避の練習には持ってこいね!



「直接本戦の絶世祭に出るんですよね?」


「うん。だから県予選で当たる心配は無いわけだ」


「予選で1番警戒するべきは他校の選手達なんだ。

 特に開催地である石川県の優馬学園(ゆうまがくえん)2年の早馬翔太(はやましょうた)、富山県の伊水館高校(いすいかんこうこう)3年の渓谷幻棃(けいこくげんり)後は同じ福井県の一縷高校(いちるこうこう)3年の輪之詩(わのうたい)


「特に優馬学園の早馬君は去年1年生にして絶世祭ベスト4になった超がつく強敵なんだ。私は去年予選で早馬君と当たって負けたんだよ〜」



呼乃田先輩、想離先輩はそれぞれ厳しい顔悔しそうな顔をして言ってきた。


「私も去年よりか全然強くなってるとはいえ早馬君には勝てるイメージがしないなぁ」


「そんな人達に勝てるんですかね……」


「真梨!勝てるんですかね?何て弱音吐くなよ。

 俺達ならきっと通用するぜ?模擬戦の時の想離先輩のスタイル見ただろ?効率が良すぎるんだ。

 更に下手したら大体の敵完封出来るくらい強いんだぞ?それに絶世祭まで時間があるんだその間に俺達がもっと強くなれば良いだけの話だ!」


俺が真梨に発破をかけおけると呼乃田先輩が話しかけてきた。


「4人とも今の実力でも恐らく溪谷君と輪之君には勝てると思うけど早馬君は厳しいだろうね。1人は絶世祭に出場出来ると思うよ。でも……独占ってしてみたいよね?」


想離先輩を含めた俺達4人は呼乃田先輩のこの言葉に胸を貫かれた。

全国レベルの奴らを押し退けて絶世祭の出場枠を独占するというワードは今の、そう夢を追ってきる断乃の達にとってはとてつもなく魅了される響きだった。


(流石に表彰台独占は考えた事も無かったな……)



「独占……ならその1番上に立つのは私よ!」


「いや!僕だよ!」


「風波、真梨俺に勝ってから上に立つんだなぁぁ!!」


「私を忘れるなー!私のまだ登場していないモンスター達もいるんだよ!」


場の雰囲気が明るくなる

そして明日から早速絶世祭に向けての特訓をしようと約束をした。


そこから色々話し合い6時になると帰宅の準備を始める。

程なくして想離達が帰宅し、部室には呼乃田と断乃だけになった。

準備が遅かったがやっと終え部室を出ようとする瞬間ふと断乃に疑問が引っかかった事で部室を出ていくのをやめ呼乃田に向き直る。

躊躇いは一歳なく質問した


「そう言えば呼乃田先輩は予選に出ないんですか?」


「ん?出ないよ〜」


「どうしてです?なにか怪我でも?」


「最後の年に怪我で出れませんなんてみっともない事にはなるはずないだろ?ま、予選に出る必要が無いからさ」


「必要が無いって…それはどういう」


そこで1つ予選に出なくてもいい条件を思い出す。


「………まさか?」


「うん言ったよねこの学校で特別枠で出場する奴が4人いるって。その中のうち1人が僕なんだ」


「いや、それは無理でしょ?!だって知ってる限りそんな大会を開いただなんで雑誌で一切……!!」


「誰も準々決勝で負けたらその大会に出られないなんて言ってないよ。

 出たよ、その大会に。予選で負けて死にたくなるほど悔しくて……特訓しまくった。

 そしたらさ、くじ運もあるけどその大会で勝ち進んで出場が決まったんだ」


「想離先輩はその事を知ってるんですか?」


「知らないよ。この事は本来絶世祭本番でしか言ってはいけない話決まりだから。

 誰でも自由に出場出来るけど誰が勝ったかはなるべくと言う名の一切他言無用の変わった大会だからね……ま、今言っちゃったんだけど……」


気まずそうに顔を背ける。

今の呼乃田の心情とは別に断乃は先程とは違う感覚が胸を貫いた。

実力を知りたい!!戦いたいって感情だ


「ふふふ。楽しそうな顔が隠しきれてないよ」


「あ、顔に出てました?」


「それはもうガッツリと」


「ちなみに呼乃田先輩がどれだけ強いか聞いても良いですか?」


「その質問には嘘偽りなく答えるとしたらそうだな……想離君に本気を出さなくても勝てる位、知ってる限りで君の実力なら本気は必要ないくらいかな?」


ゾクッ!!!


呼乃田がニヤリと笑う。

同時に断乃の背中に冷や汗が流れる


(模擬戦で俺は本気を出していない。本気を出し切らなくとも一部能力の力だけで勝てると宣言したからだ)


断乃は呼乃田の言葉から考察して下手をしなくとも自身と同等以上の実力である事が窺えた。

本気を出さない状態で想離には断乃は苦戦し、その想離に本気は要らないと言ったからだ。


(まだ能力や魔法の相性は分からないけど、勝てるか?)


いつの間にやら勝つための算段を組み立てる思考へとシフトしていた。

本格的に思考の沼に沈む前に呼乃田が声をかける。


「明日から改めてよろしくね?理断乃君」


「はい。よろしくお願いします。呼乃田将旗先輩」



お互いに改めて挨拶をして帰路につく。

こうして長い1日がようやく終わった。










『緊急速報です。

 飼育していた馬が突如魔獣化し飼育員を襲ったと情報です。その場に常駐していた魔狩人によって魔獣は討伐されましたがその場にいた飼育員3名が死亡いたしました。

 この件についてモンスター・魔獣に詳しい専門家の意見では本来モンスターに傷をつけられたり、体液を摂取しなければならない魔獣化がモンスターと一切関わりを持てない場所で起こったのは人為的な可能性が高いとの事です』








ここまで読んで下さりありがとうございます!

(゜∀゜)

面白いと感じた方はブクマ、☆評価、感想を送って頂けると私自身のモチベがアップします!!


明日はウラガンキン亜種の討伐かディアボロス亜種の討伐か……それが問題だ(予定


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