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夏休み〜2〜

連続更新105日目

更新頻度というか時間何とかしたいねぇ



魔狩人協会に用事がある為断乃、カトレア、ダーケンは電車に乗った。

別に2人の転移能力で移動しても良かったが周りに人、建物が多く必ず面倒くさいことになると思いやめる。


見た目は知的系で軍服というよりどこかの外国の昔の礼服を着るカトレアにやや荒々しい雰囲気ながらもカトレアと同様礼服を完璧に着こなすダーケン。

そしてついでに断乃。


服も統一されておりカトレアとダーケンの高すぎる顔面偏差値によって視線をこれでもかと電車内で集める。

人目が増えればスマホなどで無遠慮に増える者も増えるがダーケンはその対策として魔力を巧みに扱い電波を軽く妨害する事で限定的に使えなくしていた。


「……せめて電車降りてからは我慢してくれよ?」


「あの様に礼儀もなくひたすら無遠慮に写真を撮られるのは不愉快だ」


「写真か……原理がさっぱりだ。発明した奴はとんでもない天才だな」


なるべく周りの人に聞こえない様に小さく会話をする。


「一応だがもう一回確認しておくぞ?念には念を重ねて、もしもの時の為にダーケンの魔狩人登録と呼乃田先輩達には悪いけど一足先に魔狩人としての登録をする。おっけ?」


「「桶?」」


「分かりやすいボケをするんじゃないよ。兎に角だ魔狩人登録をしたら少しだけ出て本気で狩りと修行する」


「もちろん分かっている」


「ツッコミが面白くてついな?」


「めんどくせぇ〜!」


既にかなり電車の中にいるが更に20分ほど揺られると目的の駅についた。

電車を降りると平日+夏休み+時間帯により比較的空いた駅が目に入る。


「それじゃあレッツゴー」


あまり気合の入っていない感じで手を上げ歩き出した。





東京・魔狩人協会本部 受付


「あのすいません。これを……」


受付の人に間鵞廼と半葉の本物のサインが入った手紙を渡すと内容を確認する。

途中で顔色が変わり若干焦った様に読み進め最後まで読むと急いで後ろの職員専用の休憩室に行くと会長に電話した。


「勢い凄かったな」


「あの人転ぶんじゃないだろうな?」


「大丈夫でしょ」


軽口を叩いていると急いで休憩室に向かった職員が帰って来た。


「申し訳ございません。遅れてしまいました。手紙の内容を伝えました所会長は今すぐ対応するとの事です。

 私が地下に案内します。そして重ね重ね申し訳ございませんがそこでお待ち頂けないでしょうか?」


「別に大丈夫です」


「ありがとうございます。では、こちらに」


職員に案内され地下へと赴く。

着くと職員が礼をして戻っていった。

荷物を近くの壁際に投げ置くと上着も脱ぎ投げ置き体を伸ばす。


「よしっ……ダーケン、カトレア!魔狩人としての試験の前に軽く体慣らしをしたい」


「「待っていた」」


2人の言葉が綺麗にハモる。


「《変刃 : トラスフォーゼ》」


呼び出すと大剣型の心剣が手に握られる。

両手で持ち操作する事で双剣にした。


「同レベル2人と戦う感覚を養いたい」


そう言うとカトレアが自身とダーケンにかなりのデバフを掛けて素の身体能力をの同レベルにまで落とす。

それど2人も同時に武器を握る。


「よし、来い仮主!!」


(アブソリュート・ゼロ!!)


走り出し6歩目で擬似転移で背後に回る常套手段。

分かっているかの様に2人は振り向き様に武器を振るう。


カキン!


(ふっ!!)


殴る


「「ふむ?」」


簡単に避けられる。

即座に双剣から弓へと変形させ自動的に出来た魔力の弦を引き絞り放つ。


ドッッッ!!!


ガガガガガッ!


幾重に分裂した矢を余裕綽々の表情で全て叩き落とした。


「わーぉ」


何度も矢を放ち2人との距離感を測る。


(……よし!)


今度は弓から双剣 : トンファー型に変形させるとカトレアにアブソリュート・ゼロで切迫する。

そして最速最短の一撃放ったが簡単に防がれてしまう。

しかし身体能力は同レベル帯まで引き落とされている為吹き飛ばす事に成功する。


「くっ」


「おらぁ!!」


コンマ何秒も無駄にしない様にと双剣 : トンファー型からそのまま大剣に変形させ身体を無理矢理捻りながら背後に振り払った。


ガギンッ!


「やるな!!ダンノ!!」


「手加減してやっているとはいえ確実に成長はしているなっ!!!仮主!!」


2人のら獰猛な笑顔に断乃の心は一瞬兎さんになってしまうが直ぐに立て直す。


「なら……本格的に能力を使っても?!」


「あぁ使え!!」


「我らの本気を引き出したいのならば!!!一切合切の躊躇を捨て置けぇえ!!!」


更に獰猛さが深くなる。


「「「死ねぇぇえぇぇえええ!!!!」」」


爆音

あまりにも音が大きすぎて3人の耳から世界が消えたと錯覚する。

だが直ぐに聴覚は正常になった。


(ダーケンもカトレアも!!!身体能力を上げても余裕で反応しやがる!!しかもデバフ掛けてもらった時のままだ!!)


(仮主の成長は見てて熱い物がある。……これが母上が言っていた親心?)


(まただ。また勘と体の調子が少し戻ったぁあ!!)


会長が着くまでウォームアップは続く。






寝る

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