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作者: 胡麻油

憂鬱が降り注ぐ午前二時

眠れない夜に飛び込んだ


真っ暗な道路

見えない孤独

虚ろなボク


手を伸ばせば届きそうな月

手を添えれば落ちてきそうな星

ひとつ飛ばしに消えた街灯

今は無き街角の喧騒


意味不明な苛立ちも

くそったれなこの世界も

叩けばこぼれ落ちそうなほどに


痛いのはほんの一瞬で

この場所から羽ばたけるけど

そんな勇気はボクにはない

そんな強さはボクにはない から


散りばめられた

数あるうちの不確かなエゴ

握りしめていた

揺蕩う水の小さな揺籃


舞落ちた姫もどこか悲しそう

半径1メートルの世界を目指そう


期待のない舟の片隅で

その夢もいつか消え去るけど

そんな勇気はボクにはない

そんな強さはボクにはない


いずれ来るお別れを

気づくことないあのサヨナラも

告げるボクは

カミサマにさえなれないまま

悲しさだけを背負うんだ

愛しさだけを忘れるんだ


痛いのはほんの一瞬で

この場所から羽ばたけるけど

そんな勇気はボクにはない

そんな強さはボクにはない


さよならバイバイお元気で

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