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異世界暮らし  作者: 劉嬰
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温泉計画

 風呂を作るということから少し予想はつくがこの世界

 この街だけかもしれないが風呂文化はないようである


 家を買う前のことだ

 宿の前の道を歩いていた親切そうな人に旅人を装って「旅をしている者ですが何処かで体を清められる場所はありませんか?」と聞いてみたところ『水浴び場』というところに連れていってくれた

 名前からして分かることだが水を浴びるための川?みたいな用水路っぽい所とそれの周りを木の壁で覆っているところだった。


 その流れている水はどこからか、少し不安になったがそれより更に見てはいけないようなものが目にうつる

 時間的に夕方だったためか比率的に冒険者 勿論、女性はいない が多かった

 そこら辺に『歴戦の男』って感じのムキムキマッチョが沢山いる

 正直、SAN値がごりごり削られて帰りたかったが汗の匂いも気になるので結局 水浴びをした。

 おそらく異世界にやってきて一番印象的な光景だったであろう


 その後、何回か通う内に慣れてきていたのだが街の数ヶ所にある水浴び場には当然のように野郎しかいない。

 不思議に思ってある日、冒険者風の女性に失礼がないよう細心の注意を払いつつそれとなく聞いてみた…


 曰く、「女性や子供は近所で生活魔法を使える人にcleanを使って貰っている」ことと「貴族様や裕福な人は生活魔法を使える人を高額で雇っている」と言っていた



 今日からは家(離れ)の温泉作りをする。

 温泉自体は自作出来そうだがそれを覆う小屋みたいなものは作れそうにないので本職に任せることにする


 本職に任せると言ったが依頼の仕方は二通りある


 一つ目は自分の足で探しに行く


 二つ目は冒険者ギルドを通して依頼を発注する


 双方のメリット・デメリットだが、

 前者は

 自分が発注するため低コスト

 自分が納得のいく職人に発注できる

 まず、何処に居るのか分からないので探し出すのに時間が必要


 後者は

 短時間で発注可能

 発注時に設計案をギルドに渡しておくので適切な人材を確保できる

 高コストである



 今回は資金にまだ少し余裕があるので後者の冒険者ギルドに発注することにした


 さて、ギルドに行く前に小屋の設計案を作らないといけないだろう

 せっかく広い庭が家と井戸の両方、近い場所にあるので1人しかいないが大きめの温泉を作りたい なおかつ露天風呂が望ましい


 しかし、ここの土地は街の中心に近く 更に敷地を囲むようにある壁の高さも心許ないので最低でも1階分の高さの壁は必要だろう


 とりあえず設計案を簡単に作ってギルドに渡して人が決まったら詰めていくことにしようか


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