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異世界暮らし  作者: 劉嬰
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異世界?

 ある日

 俺は自分の誕生日を1人で迎えていた

 別に ぼっち とか 独身 だからとかではない

 親元を離れ県外の専門学校に通学する為、一人暮らしをしているだけである


 専門学校に通い始めてから誕生日は"自作の料理を楽しむ"となっている 何故か…それは試験の週と誕生日が被るからだ。なので何かお祝いとかはしない 秋の試験は毎年、週の半ばに祝日がある週が選ばれるためその日が誕生日の俺としては悪夢である


  …ネガティブな考えはこの辺りにして食事を楽しもうか


 今年はフランス料理のフルコースを作った。具材が少し高めだったので丁寧に作ったからか、近年で一番の出来である


 1人なので店みたいに一品ずつ出すのはめんどくさいので最初から全てテーブルに持ってきている


 あまりの旨さにいつもしっかり噛んで食べていることも忘れおもいっきりがっついてしまった…そこから何も覚えていない



…………これが死因である



 ん?目が覚めると知らない天井がある


 は?…えっここどこ?夢?実家?


 深呼吸…深呼吸…幻覚じゃないのか?頬っぺたを引っ張れば…痛いな


 …落ち着くまで結構、かかってしまった


 おばあちゃん家のような昔ながらの木造の家みたいな天井が見える

 なぜこの状況になっているか少し考えてみよう


 確か最後の記憶は自作の料理を頬張っていたはずだ…特に変なことをした覚えはない

 …誘拐されたのか?と考えたが窓から見える日の高さでは30分前後だろう…それでこんなに長閑な場所には行けないはずだ…行けなくはないが少なくともヘリを使わないと行けないと思うのでこの考えは早々に捨てた


 それに外を見た時に変な物が見えた気がした。っと思いたいが何回も頬っぺたを引っ張ったが結果は変わらない、何人も剣?を持った人が歩いている。



 この状況から考えられるのは異世界?ではないだろうか。


 頭がおかしいと言われるかもしれないがどう考えても地球上では有り得ない景色があるのだ

 目の前の店?に杖や剣が売っているしその近くを歩く人もほとんどの人が武器を持っている。ただし、銃とかはないみたいだ。



 外を眺めているとある程度落ち着いたので部屋を見回してみると、最初からあったのか分からないが手紙らしきものがテーブルにある


 誰に宛てた手紙か分からないが何か見ないといけない気がしたので読んでみることにした


────────────────

 『転生に選ばれた方へ』

 この手紙を呼んでいる方、まずは おめでとうございます!

 …と言われると混乱されると思いますので時系列でお伝えしますね。


 あるところに神が居ました

 何千年も平和な世が続いています

 人々からすると戦争などが起きていますが神からみると興味を引くようなことではありません

 すると、暇すぎて神は異世界人を少々強引に転生させチートな体を与えようとしました


────────────────


 …えっ強引に転生させられたのか?

 でも語尾が『与えようとしました』って何か変な書き方だ…


 手紙はこの1枚なのか?2枚目ないな

 ん?おっ!裏がある


────────────────


 神が強引なことをする前に天使が気付き神を取り押さえました

 しかし、ギリギリであったため体(器)だけ残ってしまい中身を入れる必要性が出ていました

 しかも〔異世界人を入れる〕ことを前提に造っているためこちらの世界での輪廻転生に当て嵌めれないことになっていたようです。

 そこで私達 天使は異世界人で不幸で亡くなった人から抽選して転生させることになったことが経緯です。


 ただ、神が言っていた ちーと?をつけるのは世界に良くなさそうだったので器のみ活用と成りました、魔法などについては何がつくのか分からないので御自分で確認お願いします


 確認方法に『ステータス』と言うと出るようになっています



────────────────


 ふーん、チートは消されたようだな。

 手紙の途中で喜んだ分、少しショックが大きい



 とりあえず、ステータスを確認するか


 『ステータス』


 物理力300


 体を使った力の総称(例:腕力 走力 等)


 魔力300


 魔法の威力


 耐久性300


 ダメージをどのくらいくらわないかの数値


 運100


 ★物理力、魔法、耐久性

 人族平均値100

 過去最低値5

 過去最高値120

 勇者150~200


 ★運

 過去最低5

 過去最高20

 勇者-50~50


─────


 ・魔法


 生活魔法


 攻撃性や結界などの戦闘系の魔法には使うことの出来ない魔法

 生活魔法があると生活には困らない。


 ・技術(スキル)


 鑑定


 異世界人は何故か保有している技術。そこまでマイナーではないので持っていたとしても周囲の反応は薄い


 ・称号


 異世界人


 異世界から来た人。

 言語理解 鑑定を得られる


 思っていたよりこの体、性能良さすぎるような

 魔法は普通だな


 ステータスは理解したがどう稼いでいくか考えないといけないだろうな。最初は冒険者になってやるって意気込んでいたが魔法もスキルもこんなんじゃいくら体の性能が良かったとしても後々、厳しいだろう


 それはそれとして、何か所持品やこの部屋に使えそうな物がないかまずは調べることにした



─────────


 金貨500枚

 銀貨100枚

 銅貨50枚


 ★金貨1=銀貨10=銅貨1000


 町人の服(10)

 靴(2組)

 剣…鋼性

 麻袋…容量:小

 黒パン(30)

 白パン(15)

 魔法袋…時間停止 盗難防止


 宿の半券(4日分)


─────────


 このくらいが部屋の中にあった

 あと、この部屋は宿屋の一室らしい

 何故か金貨が異様に多い気もしなくはないが物を探しながらこれからやりたいことを思いついた

 とりあえず、冒険者はやめだ

 命の軽さが気になるし安定収入ではない


 そこでキーポイントになるのは生活魔法だ


 ここの宿屋の主人にそれとなく有用性を聞いてみると生活魔法があれば面倒な掃除も魔法一発で綺麗になるらしい。それに怪しまれながらもなんとか乗り切りここがどこか聞くとニサラ王国という国の王都らしい


 首都ということは人が多く集まる そして持ち物の中には大量の金貨がある

 薄々気付いているかもしれないがここで商売をするつもりである、それも何かを売るなんてほとんど素人なので宿屋をする予定だ。


 1つ不安なところは、ここが王都であること。王都ということは東京の都心みたいに土地代が高い可能性がある。そうなれば金貨500枚で足りるか怪しい



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