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短編小説

二次作品の話

作者: 痣樋 藤作

らくがきのようなものですね。

アシスタント・今日は横槍三昧学院大学の助教授であられます、虹咲貧三先生にお越しいただきました。

先生、昨今よく言われる二次作品についてのお話をお伺いしたいのですが。


虹咲貧三・厳密に言うなれば全てがそうじゃ。


ア・それはまたどうしてですか。


虹・なれば聞くが、ガリバー旅行記と聞いて思い浮かべる物はなんじゃ。


ア・童話・・ですよね。


虹・あれはの、小人とガリバーの話じゃが、視点を変えてみれば巨人と人間の話なのじゃ。


ア・まあそうなりますね。


虹・巨人と言えば、あるじゃろ。


ア・ファンなんです。


虹・ワシは突っ込みはせんぞ。


ア・違うんですか?


虹・ほれ、あるじゃろ。窓拭きマシンのようなのを背負って動き回るアニメが。


ア・そう言われればそんな気もしますけど。


虹・あの襲っているのが、ガリバーとその仲間じゃ。


ア・そこまで言われると確かに・・


虹・なれどの、著作権には有効期限があるのじゃ。じゃから別に問題は無い。じゃから厳密にはと言ったのじゃ。


ア・他にもありそうですね。


虹・あるぞよ。歌を強制的に聞かせるアニメがあるじゃろ。あれも似たような手法じゃ。


ア・確かに巨人が出て来ますね。


虹・このように、元は童話ではないかと思われるようなアニメが実に多いのじゃ。


ア・本日のお客様は、横槍三昧学院大学の助教授であられます、虹咲貧三先生にお越しいただきました。


虹・もう時間かや?早くないかの。


ア・先生、本日はありがとうございました。


虹・もっと他にもあるのじゃ・・例えば・・


ア・ではごきげんよう、さようなら


虹・どうしたのじゃ、何故マイクを持って行く・・離せ、ワシはまだ・・




『世の中を穿ってみよう』は本日を以て終了致します。来週のこの時間からは『パンドラの箱を開けてはいけない』をお送り致します。


ちょっと煮詰まりました。気分転換です。

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