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素直に真実を告白する

灰皿はかわしたものの、割れた音が響き渡ってしまった。

通常であればこの部屋にSPが押しかけてくるはずだ。


…………が、誰も部屋には入ってこなかった。どうやら本当にSPは周囲に配置されていないらしい。


「Mr.ディズニー。もういいわ。

 あなたに話を聞いても時間の無駄だということが良く理解できたから」


娘は白い顔を真っ赤にしてそう言った。

さて、あとはこの娘の顔色を通常色に戻すことができれば万事解決なのだが、

なかなかそうはいかないようだ。より誠実に、素直に告白することでご機嫌を直してもらうことにしよう。


『Missメシア。落ち着いて下さい。私は正直に真実を告白しているまでです。

 私が言いたいことは、今回の事件に私は一切かかわりが無いということ。

 そして、さっさと家に帰りたいということです。

 正直、ケツが青い小娘の相手をするのも段々面倒になってきました。

 もう帰ってもよろしいでしょうか?』


「そうね、ディズニー。あなたを警察に突き出すことにするわ。

 家に帰れるかどうかは刑事に聞くことね。今世紀中には帰れるといいわね」


『…………』


少し本音で喋りすぎたかもしれない。娘の顔色は赤いままだ。青い筋のようなものまで見える気がする。


まぁ本当は娘が怒るだろう事はわかっていたのだが。

なぜ、こんな挑発するようなことを言ったのか。

この時、もしかしたら私は、自分の演技を娘に看破されたことに腹を立てていたのかもしれない。


……いや、単にからかいたかっただけな気もしてきた。

もういい。娘は無視してさっさと帰ることにしよう。


そう思っていた矢先、部屋のドアが"爆発"した。

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