友人になってしまった
「ユリ!私の友人になって!」
「なんでだよ…友人って…」
「だから、言っているだろう?やってることが他者に恐怖を与えていると。優しくしないと友人は作れないのさ。それに異性だと余計だ。君の印象は最悪だと何度も言っているだろう?無理矢理早くないのさ」
2人とも睨み合っている。アルベルト王子が正論なんだよな…事実、怖いし、暴力で解決しそうだ。いや、スキル鍛えているからスキルでゴリ押ししてきそう…想像したら体が震える
「…分かったわ。友人になってくれない?」
俺の顔に近づくな。脅しみたいになってるぞ…俺の顔に顔を近づけて話しかけるとは…これ以上抵抗しても承認するまで逃してくれないのは目に見えている。
周りの同級生たちから同情の目を見られている。貴族たちですら同情。目の前の女性の悪行でも知ってるのか今の様子からして俺が危険な状況であることに止められないのか
どちらでもいい。問題は目の前の女性が王女だ。変な返答をしたら不敬罪で処刑されるかもしれない。それは阻止しないといけない。
「お願いします」
「!」
「なっ!?いいのかい?君死ぬよ?」
「え?死ぬの??」
友人になったら殺されるのかよ!?怖すぎるだろおい!暴君かこの王女!
「ちょっと待てい!誰が人殺しをするのよ!」
「まともに友人関係なんて作れないだろう。半月もしないうちに廃人になって死ぬなんて未来は見える」
「アルベルト。私をなんだと思ってるのよ…酷いわ…これが弟なのが最悪よ。あなたは私をどれほど貶めたいのかは分からないけど私はそんなことをしないわ」
「うっうん…まあ、いいじゃないか。入学式の日は平和にな…なっ?」
これからの学園生活心配しかないが大丈夫か…?
「君がそう言うなら…俺の友人になったくれ」
「あんたもかよ」
こうして王族2人と友人になった俺はその後、クラスメイトから同情の言葉をかけられたのはいつまでもない。
「お前も大変だな」
「……売店の飯奢るよ」
「…死体にならないでね」
「どんな心配だよ…」
あの2人、貴族の子達からしてどんな危険な存在なんだ?貴族でも噂になってるくらいには危険なんだろう。堕落した生活を送れる気がしない…
______
とある場所にて
教員たちは集まっていた。今年の入学式に関しての話だった。先程終わった入学式。そして、実力者のレベルが判明していく中、異常な事態になっていた。
「庶民が300超えだと!?王族の方々お二人に匹敵する…」
「たまに庶民にそういう人はいる。驚く必要もない」
黒髪の男は笑う
「我が学園にも庶民のレベルが高くなったと前向きに考えたらいいだろう?オートマイ先生」
白髪の先生に言う黒髪の男
「…確かに、我が学園に相応しい。しかし、問題はあの方々と仲良くなっていることだ!アルベルト王子ならまだしもメイ王女もだぞ!何が起きるのか分からないではないか!」
「平和では?」
「むしろ、制御できる人が増えたから扱いやすくなってると思いますよ?」
次々と教師たちが話すとオートマイ先生は頭を抱える。そう言う問題ではないと内心、ため息していた。メイ王女は問題児。外見は完璧美少女だが、中身は戦闘狂。強い者に興味を抱く性格だ。
何か問題が起きたら死人が最悪出てしまうかもしれない。王族専属の兵士ならまだしも同級生となると難しい。制御役として買ってくれるのかは分からない中、信じていいのか不明なところが多い
オートマイ先生はため息して椅子に座って紙を見る
(ユリ・アザライト…スキルレベル300超えの中級者。只者ではないだろうな)
目を閉じオートマイ先生。彼は現実逃避を始めた
(今年の新入生はすごいな…)
金髪に青目の髭の生えたおっさん教員は紙を見る
「……(缶コーヒーを飲んでいた新入生…さっきの男か。ユリ・アザライト…)」
ニヤリと笑った。
「面白い奴だ…」
_____
おまけ
教員会議後
白髪の先生はため息すると金髪青目の髭の生えたおっさん教員はコーヒーを飲んでいた
「よう、オートマイ先生。先程の会議お疲れ様」
「エルバス先生……今後の学校はどうなると思います?」
「あ?知らねえ。どうなるとかなんて予想できない。王族二人が入学したことについて心配してるのは俺も同じだ。だが、大丈夫だろ」
「問題を起こしたら後始末は我々ですぞ」
顔を顰めるエルバス
「ああ〜始末書ね。あんたに任せるわ」
「他人任せにしないでください」
睨むオートマイ。エルバスは苦笑してコーヒーを飲み干す。
「若い子たちの青春は俺たちでも対応できねえよ。」
「そうですね…」
「ガキの青春に俺らが首を突っ込んでどうする」
オートマイはまたため息した
どうもルセイです
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