クラス対抗戦闘3
雲が雨を降らしていく。大雨のように強い雨が降っている中、俺はセリウスを睨む。奴のスキルを相手にどう動くべきか…やはり、奴のサイコロをもう一度発動させる。それで雲を消す
「行け」
奴の言葉に反応して雲が雷を纏う
おいおい、いくらなんでもそれはやべえだろ。サイコロの数字の一つの能力にしては範疇超えているぞ…!
「やべえな」
雲から逃げる。雲の色が白から黒に変化して雷を落としていく。炎は…いや、炎じゃ雲を消すことはできない。湿気の高いこの環境ではまた雲が生成されて無駄なエネルギーを消費するだけだ。
小さい雲で地面からの高さがそこまで高くないならできそうだが…それじゃ、また湿気が上がってしまうだけだ。
「なら、温める…!」
青い炎を出して温めると蒸発して消えた。
「!」
「成功か」
驚いている目をしているセリウス。青い炎の温度は約1600度から3000度。一般的に見る炎は800度から1000度だがその約2〜3倍の温度がある青い炎なら蒸発するスピードも上がる
「やるね…」
「経験豊富なら、対処できるな」
まず、青い炎を出す発想があればいい以前に炎系スキル持ちじゃないと無理な話だが…その以前に直接的な攻撃がない
「火力がないな。洪水のように起こして溺死させるのはあるが水を圧縮して攻撃をしてこない」
「できるさ」
水を出して圧縮し、攻撃してきた。できるのかよ!?
嫌な予感しかないからスキルで身体能力強化しておくか。
圧縮された水が解放される瞬間、俺は避けた。
空気が裂け、音を置き去りにして壁を貫いた。
水ではない。もはや“液体の弾丸”だった。
「!」
『言っておくが校舎には破壊されにくくする魔法を使用しているから簡単に破壊されることはないからな。』
と先生は説明していたが…限界はあるようだな。魔法による壁の強化の防御力を貫通してやるとは…魔法によって強化されたなら貫通できないと思っていた認識は間違っていたな。
ウォータージェット技術を活用した技だろう。
ウォータージェットと同じなら圧力:3000〜6000気圧
重さで変わりやすく言うなら
3000気圧
約3トン
小型車3台が1cm²に乗ってる圧力レベル
6000気圧
約6トン
大型トラック1台分が1cm²に乗ってる圧力レベル
約3トンから約6トンの圧力をかけていると言うわけだ。
噴出速度は 時速2000〜3000km(マッハ2〜3)と人間が視認できる
一瞬の閃光、音遅れて到達ってところか。
マッハ1ですら人間は視認できないと言われている。スキルで肉体強化しているから避けられたが正直、避けていなかったら死んでいたな。
そもそも人間はマッハ0.8でほぼ見えない。1000㎞/hの速度だったはずだ…やべえな。
「お前のスキル危険すぎるわ」
「そうだ。だから、俺は強い」
「それはもう否定する要素がない。」
「認めるのか…」
「人を殺すことなんて簡単だろう?」
骨を切断するまではいかないが喰らったら皮膚を貫通して血液や筋肉を破裂、内臓を圧壊するだろう。危険すぎる技だ
「そうだね…」
「サイコロでそれぞれの権能を使えるスキル。2が水を操る、又、水関係を操作して作る。この時点で上位の実力者としても文句はない。8位なのはスキルレベルが俺らより低いだけ。危険度ではあんたが上だ」
「努力した成果が実って嬉しいな。褒めても戦闘は続くぞ」
「はぁ…こっちも使用する。獄炎」
紫色の炎を出す。
「マグマの温度は約1000度に対して青や紫は2000度以上。さっきの方が危険だと思うけど?」
「遠距離影響と被害はこっちが上だが即座の攻撃じゃあんたの水が上だ」
「でも、水は急速な蒸発は100度以上から起きる。お前の炎じゃ相性が悪い」
「確かにな」
炎を放つ。セリウスは避けるとサイコロを投げた。またか何かする気だな?そうはさせないぞ
「紫電」
紫色の雷を纏って放電する
「チッ」
窓を開けて飛び降りた。おいおい、そんなのはアリかよ!?
「クソ…!」
窓を開けて下を見るといない。
「は?」
どこに行ったんだあいつ?周りを見ると嫌な予感がした。窓から離れると翼を生やして飛んだセリウスがいた
「サイコロ変更成功か」
「正解!」
あいつが持っているサイコロの数字があいつ手に見えた。4とサイコロの上の目が見えた。
「翼を生やす力か…運がいいな。」
ギャンブルみたいなスキルなのによく空を飛ぶことができる目を当てたものだ。
「運も戦闘に必要な要素だ」
「だが、そこは流石にずるいではないか?」
「校舎内で戦闘をしないといけない。だが、屋上はいいだろう?」
「…どう言う意味だ?」
「屋上から降りても校舎のどこかに掴めばいい」
その場合、空を飛んでいるお前は対象外だろ?
「いや、掴んで……!?」
セリウスの尻尾が隣の窓を掴んでいた。尻尾もあるのか!?
「地面に着地したらアウトってわけではない。」
「サイコロを手のひらの上てやっていたからか…」
「今更それを言うのか?ああ言うことじゃないが屋上に避難させてもらおう」
「!待て」
空を飛んで屋上へ飛行するセリウス。このタイミングで…!
「屋上か」
走っていく。階段のある場所に着いて3階へ登っていく。3階から屋上へ進んで扉を開ける。
「どこに行った?」
周りを見るも誰もいない。だが、誰かいると視線が感じる
「…」
誰かいるな。視線が感じるから見ているはずだ
「セリウス…いや」
他にも誰かいる
「はぁ…連戦か」
面倒な状況になったな
______
オマケ
「敵の気配はなしだね」
ノエルは誰かのスキルによって拡張された廊下と階段を見て警戒して探るも誰もいなかった。
「となるとこのスキル保持者は隠れている。気配を隠してまで隠れるとなると…いや、候補者が多くて絞りきれない」
首を振ってノエルは考えて行動に移す。
「スキルでやる」
歩いて壁を足で蹴る
すると空間が割れた音が聞こえた。ノエルは歩くと教室の扉に着いた。扉を開けると女性がいた
「!私のスキルが破壊された!?」
「俺のスキルと君のスキルは相性が悪かったようだね」
見えるのは黒髪の女性。160前後の背を持つ
「そんな…!?」
「まあ、スキルを使用しなかったら攻略難しかったと思うよ」
歩いていく
「あ……ああ……」
震えてその場から下がる女性。獲物と狩人の立場は決まった。
「降参する?」
狩人の目で彼女を見下ろすのだった。
どうもルセイです
ここまで読んでくださりありがとうございます!
少しでも面白いと思っていただけたら、評価(☆☆☆☆☆)やブックマークをしてもらえると励みになります。
感想も大歓迎です! いただいた声が、今後の創作の大きな力になります。
次回も楽しんでいただけるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!
それではまた次回で!




