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強い  作者: ADLYY
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一輪車の上原

こいつは一輪車の上原

武器は一輪車のホイールに刃物を付けた物で、移動手段も一輪車だ。


この世界は別世界との結界が一部破損している。

故に、別の世界の奴らが入って来ることがある。

そこで、そいつら「アナディット」を狩るハンター組織、「AKHS」

上原は、そのハンターの一人だ。


俺は上原の任務に同行することになった

どうやら失敗した時のための保険らしい。


「おいてめぇ下っ端ぁ、Dランクの依頼に保険だってよ、AKHSは俺のこと舐めてんのかな?」

「俺に言われても困りますよ」


俺はまだ下から2番目のDランクだ。こうやって理不尽なことを言われることも多い


そうしてたら現場に来た、意外と近かったみたいだ。

今回の仕事はDランク、Aランクの上原にとっては余裕を持って勝てるだろう


俺の視界に入ったのは人型の化け物だ。


「お前らAKHSの人間だな?」


この化け物は会話ができるみたいだ


「どうも、Aランクの上澄みでえええす」

上原は狂った声で返事をしながら前へ出る


「人間と同じ腕を持つなよなぁあ!」


上原は化け物の腕を飛ばした

しかし奥からは同じのが何匹か来る


「上原さん、援護します」

俺も銃で援護に回る


だがおかしい、Dランクにしては数が多すぎる。

俺と上原が物陰に入る。

上原は腹部に何発か斬撃を貰っている


「政府の野郎、偵察ミスだなこれ」

上原が言った通り恐らく政府の偵察が行き届いていない。

だからランクを間違えたんだ


「上原さん、いったん引きますか?」

「あ~?それはあいつらの首を全員跳ね飛ばしてからだろうが、援護しろな?下っ端」

「はい、分かりました」


断ることは俺にはできない。

上原が一輪車で飛び出す。

一輪車で大した速さだ。


「てめえら皆殺しだなぁ!」

「あぁ~?」


「こいつ速ええぞ!」


化け物達は圧倒されてく

Aランクは伊達じゃないみたいだ


「クソAランクがぁ、お前が首よこせや!」

一人の奴が上原を刺す

だが、急所ではない。


「危ねぇなぁ…クソ野郎がぁ」

上原は刺されても気にせずそいつの首を刎ねた

大した根性だ。いや、狂気かもしれない


上原はマジで全員首を刎ねた

だが重症だ

「上原さん、大丈夫ですか!?」

「お前…ごめんやけど動けねえわ。よろしくな保険」


俺は上原を担いで病院へ行った。


Aランクでも簡単に死にゆく。

この仕事は危険なもんだ。







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