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無断転生〜神に無断で転生チートを繰り返す〜  作者: 道楽夜怪
第1章 異能の地で目覚める力
6/6

第5話 ステータス

どこからか声が聞こえた。

《『ユニークスキル:無断転生』が発動します》

この声は、ドラゴンだった時によく聞いた声だ。

機械の自動音声に近い声。

たしかこれも『スキル:アナウンス』というスキルだったはずだ。

レベルアップなどを逐一(ちくいち)教えてくれる、少しウザいが便利なスキルだ。

……そんなことを思っていると、徐々に意識が薄れていく。

まるで深い水底に沈んでいくような感覚――次の瞬間、すべてが真っ暗になった。


ふと気がつくと、俺に身体があった。

目はほとんど開けられないが、水中にいる感覚がする。

目の前をスキルで鑑定すると、ある程度予想通りの結果が出た。


【基本ステータス】

名前:霧島綾乃(きりしまあやの)

種族:人間

年齢:24歳

性別:女性

【能力値】

体力:37

魔力:48

スタミナ:29

筋力:23

知性:56

精神力:45

【スキル】

操水(そうすい)Lv2

称号:無し

【状態】

妊娠中


この鑑定結果を見る限り、母親は人間。

つまり、俺も人間の赤ん坊ということだ。

正直人間に転生したのは、複雑な気分だった。

なんせ、前世では生きる希望であった母を人間に殺されたのだから。

だが、復讐は果たした。

人間と一口に言っても、様々な人間がいる。

特に罪もない人を『人間だから』といって恨むのは筋違いだ。

俺は今、人間としての生を受けた。ならば、人間として精一杯生きるのが筋だろう。

というか、自分のステータスはどうなったんだ?

そう思い、自分も鑑定してみる。


【基本ステータス】

名前:???

種族:人間

年齢:0歳

性別:男性

【能力値】

体力:680

魔力:720

スタミナ:590

筋力:560

知性:730

精神力:890

【スキル】

竜語理解Lv4

ステータス鑑定Lv3

飛翔Lv5

竜の息吹Lv6

威圧Lv4

無断転生

転生者

アナウンス

【称号】

神の許可なき転生者

【状態】

出産前の赤子


……まずいな。

前世では死ぬ間際だったから、深く考えずに『ユニークスキル:無断転生』を作成した際に「ステータスを引き継ぐ」という効果を入れたが、これはまずいことになった。

俺のステータスが高すぎて、このままだと母親の腹を内側から蹴る、なんて可愛らしい動作で腹を突き破りかねない。

そんなことをしたら、栄養や酸素の供給が絶たれて自分まで死んでしまう。

……仕方ない、今回の人生では力を抑えるか。

そう思って『ユニークスキル:転生者』で『ステータスを操るスキル』を獲得した。


《『ユニークスキル:ステータスコントロール』を獲得しました》とアナウンスが流れた時、俺はまだ気付いていなかった。

『ステータスを操るスキル』がこの世界で何を意味するのかを。

この後ヒロインを登場させる予定なのですが、ヒロインは挿絵が欲しいと思い、今イラストレーター様に依頼しています。

また、定期的に挿絵を入れることにしました。

その関係上、イラストレーター様にのみ先にこの作品を読んで頂く必要があります。

その諸々の都合を鑑みて、2024年内は『無断転生』を更新しないことにしました。

いわゆる書き貯めをします。

楽しみにしてくださっている皆様には大変申し訳ございませんが、お待ち頂けますと幸いです。

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