表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Target±1 "(for)get enemy?"  作者: しっこく
+1."forget enemy"
5/9

#4任務

2047年 5月 世界政府加盟国・フィンランド,グリス連合国・ロシア区


Targetによく行くようになると世界政府直属教育学校から転校することになった。

そこで別れを惜しむ人はいなかった。

いつもの光景で慣れすぎていて、何も感じない。感じ取れない。


このようなことから転校する理由はすぐわかった。

転校先はグリス連合国直属の「Ausbil」という教育機関だ。

敵国の学校に行くのは危険だと判断したのかもしれない。


最後にふと思ったが最近何人か学校に来ていない。

不登校だろうとは思うが、あの事務総長の息子も来ていない。

それに比べて僕以外のTargetのメンバーは毎日欠かさず訓練を受けている。

「優遇されているくせに...」

嫉妬してはいけないのに妬ましく思ってしまう。


転校すると同時に今日は初めての任務だ。

子供を暗殺に出向かせる実験的な計画が行われる。


最初の任務は世界政府の障壁となっている世界政府加盟国カナダの国長オーウェン・デイビスを排除することだ。

作戦決行日、国長をWGSMに待機させる。

この時、Targetのメンバー1人とTarget関係者の大人を同行させ、親子を偽る。

そして、入室させるのはTargetのメンバー1人のみだ。


暗殺の方法は2パターンある。

1つ目のパターンは一人が、ナイフを持って暗殺する。

暗殺した後はその場で殺されていたと言う。

そのため、素早く行動しないと怪しまれてしまうので手短に済ませる。

2つ目のパターンは返り血がついてしまった場合の話だ。返り血がついてしまったら、ほかのTargetのメンバーが別の建物から狙撃し、窓に痕をつける。

そうすることで、別の場所からの狙撃により返り血がついてしまったと説得できる。


初めての任務なので、失敗すると国際問題に発展しかねない。

世界の命運を握っていると考えると緊張してきた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ