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農民始めます。

n番煎じの冒険もの

某大樹を攻略するゲームからインスパイアしてます。

のんびり選択肢の世界を拡げていく予定です。

→きょうせいてきににゅーげーむ


【世界は選択肢の数だけ存在する】

そのような言葉を誰かが言っていた気がする。


それは例えば、曲がり道で右に行くか、左に行くか。どちらに行くことを選んだとしても、【どちらに行くかを迷った】時点で両方の世界が生まれている。ということらしい。

どれだけ世界が存在しようとも【世界のあり方】は変わらない為、若干の違いはあれども最終的にはどれも同じ様な終わりを迎える。

━━━━━らしい。


先程から【~らしい。】ばかりだが、何分こちらも分からないことだらけだ。

だが、分かることを言えるとしたらそれは━━

【生のやり直しをしているらしい。】それも、【数えるのを辞めるほどの回数を】ということ。

ふと流れ込んできた記憶はボコボコに穴だらけだが、どうやら【今まで選択してきた世界の記憶】と【選択しなかった世界の記憶】の両方があるようだった。どういうことだ。

そして、改めて今の世界の記憶を思い返す。

名前、年齢、性別、問題なく思い浮かべる事が出来た。まぁ、流れ込んできた記憶の情報と変わりなかったとも言うが。


この世界には【迷宮】と呼ばれる危険地帯が存在する。

中の造りは様々でどうして造られたのかなどは不明だ。

【迷宮】の中には財宝や、生活に役立つ素材などがあり【冒険者】を名乗る人々が日々挑んでいた。


そんな自分も【冒険者】に憧れ本日めでたくも冒険者としてギルドに登録が出来たのだ。

そして職業…は今までの記憶で全く選ばなかった職業を選んだようだ。

選んだ職業は━━


【農民】

その名の通り畑、酪農、生産などを一手に引き受けることのできる職業である。


剣士や守護者、魔法使いや治癒者など、【攻撃型】【回復型】【防御型】などに分類される迷宮の攻略に特化している職業とは違い、ファーマーは迷宮の探索に特化している。

他にも畑や酪農で得た生産物を商店と適正価格で取引できるなど、完全サポート職業と一般的には言われている。

そう、【一般的】には。


記憶が流れ込んでくる前の記憶を思い出す。

数ある職業の中から何故この職業を選んだのか。

どうやら【農民】に無限の可能性を見出だしていたようだ。

見出だしたのは良いのだが……


「流石にlevel1で装備がナイフと皮の服だけの初期装備で迷宮とか無謀過ぎるわ。」


どれだけ探索したかったんだ、自分は。

ステータスを確認する。


【農家】【職業level.1】

【装備】

ぶ き:ナイフ

あたま:なし

からだ:皮の服

あ し:皮のくつ

かざり:なし


【道具】傷薬×5


【所持金】500C(コイン)


「待って自分。初心者用迷宮の一階と言えど、この装備と持ち物とか死ぬ気かよ。」


自分で自分にドン引く日が来るとは思わなかった。とは言え職業成り立てなので所持金は少なく、現在既に迷宮の入り口にいる。

入り口付近で資金稼ぎをするつもりだったのか、その辺りは記憶が不明だ。せめて今の生の記憶くらい綺麗に覚えさせていてほしかった。

だが、文句を言っていても仕方ない。

このまま入り口付近を探索するか、一度引き返すか…。


「さて…どうするか?」


→・このまま進む(√α)

・支度し直しに一度戻る(√β)

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