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序章~多大なる事故物件~
やることなし、収入なし、信用なし。ついでに彼氏なし。大学時代の専攻は枕草子。就職に失敗してニートになった女それが私。周りはみんな就職し一人三畳のボロアパートに引きこもる。
これはある日の出来事。そして私の死んだ日。あっけない私の命日。
その死因は、突然入ってきた黒ずくめの爺さん(不審者)に驚いて部屋の朽ち果てた柱に頭を激突。救急車なんて呼べる電話がボロアパートにあるわけはなく、ケータイ代を含む文明の利器にかける金もあるわけはなく、私は死んだ。今時そんな訳あるかって?親から縁切られた私にそれを言います?