旅の行方
“聖域”南部に広がる旧フィルガス地方――かつてこの地はフィルガス王国と呼ばれる領土であった。
フィルガス王国は数十年前に戦争を引き起こした。
伝説で恐れられていた“機神”を領内で発見した当時のフィルガス王がそれを発掘し、その力を手に入れるために“機神”を“聖域”の外に運び出そうとしたのだ。
戦争はそれを阻止しようとするクレドガル連合軍との戦いであった。
その戦争でフィルガス王の野望を阻止した一人の傭兵隊長がいた。
フィルガス王国で活動していた傭兵隊長ルーヴェン=ユールヴィングは王の野望を知ると叛旗を翻して反乱を起こす。
その男は“機神”復活を阻止するため奔走し、中央王国クレドガルの若き大公やその他の国家と手を組み、対フィルガス連合軍結成の立役者となった。
後にフィルガス戦争と呼ばれるフィルガス王国と連合軍の戦いは凄惨を極めた。
予想よりも早く動いた連合軍の前に劣勢に立たされたフィルガスであったが、“機神”を復活させれば勝つと信じた王は戦いを止めず、徒に戦火と犠牲の数を増やし続けたのだ。
その戦いを終結させたのもルーヴェンだった。
戦争でも傭兵や義勇兵たちを率いてフィルガスと戦い、連合軍の勝利に貢献した。
さらに戦争の終盤で“機神”が“聖域”の端に辿り着き、自力で動き出した時もルーヴェンは自らが手に入れた古代文明の遺産を使って戦う。
強化鎧を纏ったルーヴェンは“機神”の暴走を間際で食い止めて完全復活を阻止した。
多くの犠牲を出した戦争は一人の英雄の活躍を残して終わり、フィルガス王国は崩壊した。
英雄ルーヴェン=ユールヴィングの二つ名“戦乙女の狼犬”は“聖域”中に知れ渡り、伝説の傭兵として知れ渡ることになる。
戦争の記憶も遠くなった現在、フィルガス地方は地元の豪族や有力者たちが群雄割拠する状態が続いている。この地が古き王国の名を残すのは統一する有力な後継者がいまだ出現しないためでもあった。
しかし、その現状が続く本当の理由、そして意味を知る者は少ない。
それこそが二度とフィルガス戦争の悪夢を繰り返させまいとした“狼犬”の遺志を継ぐ者たちの大芝居であることを――
「すまねえな。余計な荷物を載せちまってよ」
フィルガス地方のとある田舎道を一台の幌馬車が通る。
その荷台の中から声をかけたのはマークルフだ。
「なあに、お安いご用さ」
話す相手は荷台で手綱を操る老齢の行商人だ。
しわがれた声に細身だが、かくしゃくとした口調と鼻の白髭が目立つ親父だった。
「しかし二代目。内緒で城を出奔するなんざ、また何か企んでるんですかい?」
「いろいろあってな。お忍びの旅ってやつだ。しかし、偶然とはいえ、ここですれ違えて助かったぜ。頼みついでにすまないが先の街まで連れてってくれないか?」
白髭親父は近隣の街を渡り歩いて生計を立てており、かつてユールヴィング城にも何度か出入りしたことがある顔なじみだった。
「二代目の頼みだ、断れねえ。まあ、綺麗どころに別嬪どころに可愛いどころを揃えての旅じゃあ目立って仕方ねえわな」
白髭親父が振り向く。
荷台の中には立ち寄った街で仕入れた荷物入りの樽が並び、その間に挟まれるようにリーナとリファ、そしてマリエルが身を隠すように座っていた。
マークルフは荷台の中に引っ込むと樽の上に腰掛ける。
「さて、これで目処がついた。街まで行けば俺の部隊が出稼ぎに出張って来ている。合流すれば動きやすくなるぜ」
「……でもさ、男爵さん。あのお爺ちゃん、信用できるの?」
にじり寄ったリファが白髭親父に聞こえないようにささやく。
「顔なじみといってもただの行商の人なんでしょう?」
マークルフは意地悪な笑みを浮かべる。
「親父! 疑われてるぜ!」
マークルフが野次のように言うとリファが慌てふためいた。
しかし、白髭親父は気を悪くすることなく笑い声をあげる。
「ハッハッハッ、ちゃんと人を疑うとはしっかり者のお嬢ちゃんだ。でも安心しな。俺は不良品は売っても“狼犬”を売るような真似はせんさ。俺も先代には命を助けられている身なんでね」
リファが恨みがましく睨むが、マークルフはそしらぬ顔で無視する。
「信用するかどうかはお嬢ちゃん次第だが、これだけは覚えておいてくれ。この地方で生きる古株はな、フィルガス戦争の生き残りが多いんだ。皆、先代の“戦乙女の狼犬”への恩を抱いて生きているのさ」
「先代の“狼犬”様ってそんなに人助けをしてたんだ」
白髭親父の目が険しくなる。
「……人助けなんて生易しい言葉じゃ説明できねえほどさ。あの戦争は“機神”を復活させれば勝ちと考えたフィルガス王が形振り構わず戦いを仕掛けやがってな。先代の“狼犬”がいなかったら俺たちはとっくに皆殺しよ。それほど酷い戦争だった」
リファが黙り込む。
「おっと、暗い話をしちまったな。そういうことだから、二代目が“狼犬”の看板を守るうちは俺たちもできる協力はさせてもらうぜ」
「頼むぜ。礼はそのうちにさせてもらうからよ」
「先代のツケぐらいには信用してますぜ」
マークルフは休息のために一息つくと、リーナがその隣に身を寄せる。
「……慌てて出て行ってしまいましたが、マリーサさんたちは大丈夫だったのでしょうか?」
「心配するな。俺たちが行方不明の情報が広がり始めている。つまり、マリーサたちが上手く伯爵を丸め込んでくれたって事だ。俺の読み通りだったわけさ」
マークルフはディエモス伯爵が到来すると知った時、《アルゴ=アバス》を理由にした査察を一番に疑っていた。鎧の修復を始めた時から、それをフィルディング側が知ったら仕掛けて来るだろう策と予想していたからだ。
「でも良かったよね、男爵さん。派手に建物ぶっ壊しちゃって、外れてたらどうしようかと思ってたんだ」
リファが二人の間に顔を突っ込む。
「あそこまで用意しないと説得力がないからな。覚えておきな。説得力を出すためにあらゆる努力が出来てこそ傭兵ってもんだ」
「あまり褒められたことでもないですけどね」
リーナが苦笑する。
「そう言うな。おかげで俺たちは天使に襲撃されて行方不明の身になれたんだ。これでしばらく時間を稼げる」
話を聞いていたマリエルが浮かない顔をする。
「やはり、鎧の修復はクレドガル本国にきちんと報告しておくべきだったでしょうか」
「いや。鎧を修復できるほどの古代技術を持つ妖精さんやら何やら説明するようになって、かえって厄介な問題になっていた。“聖域”の決壊も視野に入れなきゃならない時だからな。国王陛下にはある程度見通しが立ってから爺さんを挟んで事後承諾を願うつもりだったが――」
城に残っていたら事情聴取のために伯爵側に拘束される事態もあり得ただろう。最悪、申し開きのために鎧と共に本国に召還されていたはずだ。そうなればフィルディング陣営、特にアレッソス=バッソス側に利する結果となっていただろう。
「とやかく言っても始まらねえな。今はエレナ=フィルディングとの合流が先だ」
「男爵さん、エレナ姫ってどこに居るか、知ってるの?」
「知らん」
リファの問いにマークルフは即答する。
「エレナ=フィルディングは大公の爺さんが信用できる奴に託し、そいつがどこかに保護している。フィルディングの連中も間者を使って血眼で探しているらしいからな。足がつかないように俺たちにもいまだに連絡を寄こしてこねえ」
「それじゃ、どうやって迎えに行けばいいか分かんないよ。どうするの?」
「焦るな。俺たちが城を出た情報はいずれ向こうにも伝わる。向こうから繋ぎを送ってくるのを待つだけさ」
リーナが安心させるようにリファに微笑む。
「大丈夫よ。この旧フィルガス地方は傭兵さんたちの繋がりが強いの。必ずエレナさんと引き合わせてくれるように動いてくれるわ」
「リーナお姉ちゃん、慣れてるっぽいね」
「リファちゃんもここを旅していれば、そのうち分かるわ」
リーナが含みを持たせるように言う。
「経験者は語る、か」
マークルフも笑った。
「でも、それならあたしたちはどうするの?」
「実は行きたい場所がある。少し遠い道中になるがな。そこで用を済ませる間に向こうが繋ぎを送って来るはずだ。その間にログの方も用事を済ませるだろう」
「そういえば、エレナ姫を保護してる信用できる人って分かってるの?」
リファの質問にマークルフは右腕を上げる。
「あいつさ。リファもよ~く知ってる野郎だ。また高くつきそうだぜ」
マークルフは手で鎌首の形を作りながら答えるのだった。
“聖域”の中心に位置する中央王国クレドガルの王城。
謁見の広間に重臣たちが列席している。
玉座には若き国王ナルダークが座り、いつもなら王に付き従う王妃は懐妊中のために欠席していた。
国王の近くには賓客用の席が二つ用意されている。
一つはユールヴィング領から帰還した大公バルネスのための席。
その反対側に用意された席にはヤルライノ大使として赴いているアレッソス=バッソス伯が座っていた。
彼らが聞いているのは国王の前にひざまずくカーグ=ディエモス伯爵からの報告だった。
報告を受けた重臣たちのどよめきが沸き起こる。
「……ディエモス卿、ユールヴィング卿の行方は掴めないままなのですね」
国王が口を開くと臣下たちの動揺が一斉に鎮まった。
「ハッ。現在、ユールヴィング男爵の部下が捜索中でございますが、ここに戻るまでの道中、何も進展は聞いておりませぬ」
ディエモス伯爵が無念そうに答えると、国王がバルネスへと振り向く。
「大公殿。貴方は直前まで男爵領に赴いていたはずですが、何もご存じなかったのですか?」
「私が城を発ったのと入れ違いの出来事だったようです。こうなるのなら、もう少し出発を遅らせていれば――」
大公は案ずる表情で答える。
「ご自分を責められるないように。貴方が巻き込まれなかったことがせめて不幸中の幸いとするべきです」
気遣うように国王が告げた。
「……大公閣下はユールヴィング卿の後見人たる方。その心中、お察しします」
大公の対面に立つアレッソスが口を開く。
「しかしながら、これでは男爵殿が何をされていたのか分からないまま。私も本国へ疑念を残したままの報告をしなければなりません」
国王や重臣たちの表情は晴れない。
疑いを晴らせない以上、この件は後々尾を引く問題になる可能性があった。
「陛下、その件については男爵の留守を預かる者たちよりこれを託されております」
伯爵が命じると部下の騎士たちが木箱を運び、伯爵の前に置いた。伯爵は自ら箱の蓋を開け、その中に厳重に収納されていた古代鎧の一部を見せる。
「それは男爵の持つ《アルゴ=アバス》の――」
「はい。これは襲撃跡地より見つかったもの。古代鎧は全ての部位が揃ってこそ真価を発揮する武装。これを納めることで、せめて主君にかけられた疑念を晴らして欲しいと私に預けたものにございます」
国王はしばらくそれを見つめる。
「大公殿、かつては貴方の研究所で管理していた物。間違いはありませんか?」
「そうですな。確かに破損していますが、《アルゴ=アバス》の一部、左脚の部分でしょう」
大公も答えるとアレッソスの方を見た。
「いかがかな、バッソス伯? これで男爵への謀反の疑いは撤回していただけますかな?」
アレッソスも装甲を眺めていたが、やがて困ったようにあごに手を当てる。
「……そうですね。確かに鎧の一部が残っていたことだけでも僥倖というべきでしょうか。それが本物であるなら、ですが――」
広間がにわかに騒然となる。
「何かおっしゃりたいのなら、遠慮無く申されよ。本人不在である以上、後見人たる私ができる限りお答えしよう」
「男爵の安否を心配する大公殿にこのような疑問をぶつけるのは酷なのは承知しています。疑うことが非礼であることも――しかしながら、我々ヤルライノ側から見れば、その鎧が本物という証拠がないのです」
「我らが貴殿を謀っていると仰せか!」
異義を唱えるような物言いにディエモス伯爵が食ってかかる。
「いえ。私も疑いたくはない。しかし、男爵が不自然な事態で姿を消し、それも本物と断定できないとなると本国でも疑いを残す者が出てくるでしょう」
一同が囁き合う。国王が手を挙げて静粛にさせるとアレッソスに尋ねる。
「それでは貴方としてはどうされたいのだ?」
「鑑定をさせていただきたい。それではっきりします」
アレッソスの申し出に国王は考える素振りを見せると、意見を求めるように大公の方を見る。
大公はしばらくアレッソスの姿を見つめていたが、先ほどの彼を真似るようにあごに手を当てて困ったような表情を見せた。
「確かに鑑定で証明できれば話は早いでしょう。それが証明できれば――ですがな」
アレッソスが眉根を潜める。
「……何をおっしゃりたいのですかな、大公殿?」
「貴殿も名門フィルディングに連なる一族の出。そちら側にも優れた科学者は当然用意できましょう。しかしながら、我々クレドガル側から見ればその鑑定が正しいという証拠がない」
先ほどのアレッソスの台詞をそのまま返すような反論だった。
「……確かにフィルディングと貴方が後ろ盾となるユールヴィングには確執が多い」
アレッソスの顔が不快の色を示す。
「しかし、それで我々が偽りの鑑定をするとでも仰せか?」
「勘違いされるな。ヤルライノの大使殿を疑うつもりはない。しかしながら、例の“機神”暴走で研究所を破壊され、男爵領の研究施設も天使に破壊された。残念ながら手許に《アルゴ=アバス》の資料が残っていないものでしてな。誰も本物を知らない状態で貴殿も我々もそれを本物と断定することができますかな?」
アレッソスも言葉に詰まり、握る手に力が入る。
大公の反論は明らかに先ほどのアレッソスの意趣返しであった。
「無論、このまま疑いを残しておくことはできない。我々もユールヴィング卿の捜索を急ぎましょう。この鎧を纏えるのは装着者であるユールヴィング卿のみ。本人を連れて来て装着させて見れば、これが本物かどうかはっきりする。もし、あの者が連れてこれない不幸な状況だった場合は……それはそれで疑うような脅威はなくなったという事。それでいかがかな?」
そこまで言うと気落ちした表情を隠すように大公は顔を伏せる。
ディエモス伯爵がそれを見て願い出る。
「大公殿、ユールヴィング男爵の捜索、我々も協力させていただきたい。陛下、どうかこのまま捜索に出ることをお許しを!」
ディエモス伯爵が国王に頭を下げる。
伯爵だけでなく、男爵の安否を誰よりも心配しているのが大公本人だということはこの場にいる者たちは皆、知っている。
その大公に男爵の死を仮定させるような話をさせた無礼な大使への反感が、その場にいる一同の冷ややかな視線となってアレッソスに向けられるのだった。
この懸案は国王が預かる形となり、会合は解散した。
アレッソスも退室する中、その前にバルネス大公は立つ。
「すまない事をしましたな。あのような意地の悪い意趣返しをしてしまった」
バルネスは穏やかな口調で声をかける。
「しかし、ああしなければ一同の不満が募り、クレドガル側もヤルライノに不信感を抱くかもしれなかった。貴殿に貧乏くじを引かせたようで申し訳なかった」
「……お気になさらず。私もヤルライノの大使としての役目を果たしたまでの事。これも仕事のうちです」
去ろうとすれ違うアレッソスに大公バルネスは付け加えた。
「一つ、忠告しよう。クレドガルは長く“機神”を管理し続けている。そして数年前には一度、暴走を引き起こした。国民の“機神”に対する恐怖は根強く、忍耐にも限度がある」
アレッソスが立ち止まる。
「だからこそ、“機神”に対抗する“狼犬”とあの鎧は目に見えないクレドガルの支えでもある。もし仮に鑑定の際に不慮の事故が起こり、鎧が使えなくなろうものなら、それこそ国際問題にもなりかねなかった。当然、そこまで考えての発言だったではあろうがな」
「……助言感謝します。私もユールヴィング男爵の無事を祈っております」
アレッソスが憤然とした視線を隠すように足早に立ち去った。
残されたバルネスはアレッソスの後ろ姿を睨む。
その言動の節々から感じるのは“狼犬”に対する敵意と警戒感だ。
貴族として背負う国家の問題よりも“狼犬”への敵意を優先する姿勢から、やはり今回動いている黒幕が彼だという確信を強くする。
(ユーレルンも今回は後ろ盾から外れている。あの者が独自に動いているとなると……焦って何をするか分からぬ分、厄介だな)
そして、国王の命で騎士たちによって運び出されていく木箱を見る。
(坊主め。打ち合わせ抜きで芝居をさせようなど、人使いの荒さも祖父譲りよ)
アレッソスは館に戻ると自分の部屋に入る。
ランタンに照らされる部屋の椅子に、闇の衣を纏う魔女が座っていた。
「お帰りなさいませ」
魔女が声をかける。
アレッソスは不機嫌な様子を隠さずに机の上に乱暴に腰をかけた。
「……してやられた。そんなお顔をされてますわ」
魔女が口だけで微笑む。王宮でのやりとりは全てはお見通し――そのような口ぶりだった。
「他人事のように言ってくれるな。そもそもユールヴィング領への査察はそっちが提案したものだったのだぞ」
「すんなり事が運ぶとは申しておりませんわ。ユールヴィングはフィルガス戦争の頃より名門フィルディングに抗い続ける英雄の一族。それぐらいはしたたかであって当然でしょう。ですが、ユールヴィングは身を隠して動くしかなく、あの強化装甲も一部は王宮へ渡されたそうではありませんか。十分に功を奏したと思いますが?」
「物は言い様だな。ユールヴィングには鈴を付ける前に逃げられた。あの強化装甲も奴のことだ。偽物をよこしたかも知れん。貴様にはそれが分かるのか?」
魔女が裾で口許を隠す。
「目の前で見れば鑑定できるかも知れません。ですが、私のような者の鑑定を誰が信じましょう?」
魔女の揶揄にアレッソスは不機嫌を露わにする。
「あの鎧を破壊したかったのでしょうけど、それは先走り過ぎましたね。すぐには手出しされない方が無難でしょう。あの大公も黙って見ているとは思えませんわ」
アレッソスは舌打ちする。
「結局、奴を野放しにしただけか」
「そう悲観なさらず。鈴が付けられなかったとしても、すでに向こうが持つ物を鈴にしてしまえばよろしいのですわ」
「どういうことだ?」
魔女が立ち上がった。裾に隠れていた真紅の唇が笑みの形を描く。
「あの“狼犬”とエレナ=フィルディングを狙うのは我らだけではないという事ですわ」




