はじまりまーす!
最近、目覚めると、すごく寂しい。
1人暮らしを始めたからか、ちょっと肌寒くなってきたからか…
俺の名前は 衛藤 旬
最近一人暮らしを始めた21歳だ。
小さなアパートの一部屋で漫画やフィギュアに囲まれて暮らしている。
部屋の中はぐちゃぐちゃ、昔から片付けはできないタイプだったけど、最近さらにできなくなった。
足の踏み場を探しながら、パーカーとリュックを背負って家を出る。
「あら、おはよう」
旬「おはようございます。」
となりのお婆ちゃんが挨拶をしてくれた。
正直めんどくさいが、この生活で人と会話する唯一の機会だ。
空が曇っている、ため息が出る。
重い足をゆっくりと前へ運びながら、バイト先へと向かう。
旬「なんか、いいこと起きないのかなぁ…俺の人生、つまらないよ…」
小声でぼやいていると[チカッ!]一瞬空が光った!
(なんだぁ…ゲームのやりすぎで目がイかれたか?)
気のせいだと思い歩き出すと次は[ゴォー]低い音が体全身に響く!
旬「なんだ、なんだ?!」
・・・次の瞬間・・・
[バァコォォォォンンッッ]凄まじい音と共に、上空から俺の身体に何かが降ってくる!
気を失いかけたその時、声が聞こえた。
「あら〜やっちゃったのだ〜…」
(声…かわいい)それが俺の最後の記憶だ…
〜つづく〜