4
コンビニで食材を買ってきたあと家に帰ってくる
私 (あー)
エンジンを止めて後部座席を開ける
シートの上には大量の餌袋やコンビニで買った食材が所狭しと並んでいる
私 (やりたくねぇ)
コンは助手席で完全に眠っている
私 (やりたくねぇな)
うだうだ考えながらも玄関を開けてから荷物を家の中に入れていく
私 (地味に餌の袋って重いんだよな)
運動をそこまでしていないから毎回この作業に泣かされる
私 (さすがにしんどすぎる)
弱音を吐きながらも必死に荷物を運搬していく
30分くらいだっただろうか
荷物の積み下ろしを終える
私 (疲れた)
キッチンに行き水を飲む
コンは餌箱に入れてある餌にがっついている
私 (猫の手も借りたいって言うけど猫の手じゃなくて狐の手が欲しかった)
リビングにフラフラと行く
そして机に置いておいたパックのお寿司を食べようとソファーに座る
しかし体の力がふわっと抜けてそのまま横たわる
私 (やば 完全に疲れきってる)
手を伸ばしてテレビのリモコンを掴む
私 (とりあえず休むか)
テレビをつける
バラエティ番組がやっていた
「いや、違うっすよー!」
「何が違うねんお前大体いつも…」
ひな壇芸人が司会にいじられていた
私 「ははは」
横を向いたままテレビを見る
私 (この人やっぱ面白いな)
しばらく番組を見る
するとコンは私の腹の上に乗る
私 「食べ終わった?」
コンの体を撫でる
そうするとコンは気持ちよさそうに伸びをする
私 (ご飯食べなきゃな)
伸びをしているコンを抱きかかえる
私 (あ)
無理やり体を起こす
そして玄関に向かう
玄関に置きっぱなしの袋
その中にあるボールを取り出す
ドタドタ
後ろからコンが勢いよく近づいてくる
私 「せっかくなら遊ぼっか」
コンは足元で飛び跳ねている
私 (本当に犬みたい)
リビングにあるパック寿司とお茶のペットボトルを持つ
そして玄関に向かう
私 「取ってこーい!!」
外に出て家の前で思いっきりボールを投げる
するとコンは一直線にボールに向かって走る
私 (おー)
コンがボールを取りに行っている間に寿司を食べる
私 (うんま)
しゃがんでスマホを取りだし、コンを撮影する
私 (あ、早いな)
コンがこちらに向かってくるがなかなか上手く撮れない
私 (撮るのムズいな)
そして私の前に止まってボールを前につきだす
私 「もう1回する?」
ボールを持つとコンは私から離れる
私 「取ってこーい!!」
思いっきりぶん投げる
コンは一心不乱にボールに向かう
私 (早乙女にお礼言わないとな)
寿司を再び食べてコンを撮影する
そしてメッセージで早乙女に写真を送る
プルルル プルルル
送って直ぐに電話が来る
早乙女 「よー 使ったか」
私 「今遊んでますよ」
早乙女 「そうかそうか あれは運動不足解消にいいからな」
私 「というかあんなに夢中になるんですね」
コンは再びこちらに戻ってくる
早乙女 「狐に感じてそこまで知識ないとはいえ私もびっくりだよ」
コンからボールを受け取る
そして思い切り投げる
私 「取ってこーい!!」
コンは疲れなど知らないかのごとく全速力でボールに向かう
早乙女 「お前そんな声出せたんだな」
早乙女は笑いながら話す
私 「自分でもびっくりですよ」
そして最後の寿司一貫を食べる
私 「ご馳走様でした」
早乙女 「飯食ってたのかい?」
私 「えぇこっそり」
早乙女 「全然気づかなかったよ」
私 「いつもこっそり食べてますからね」
早乙女 「無駄な才能だな」
私 「そうですか?」
早乙女 「まぁ 使い所はねぇな」
私 「確かに」
早乙女 「まぁいいや私は寝る」
私 「分かりましたまた写真送りますよ」
早乙女 「ん」
プー プー
電話が切れる
私 (いい人だけど身勝手な人だな)
悪い人ではない
なんというか豪快なのだ
ドコッ
足に何かがぶつかる
私 (ん?)
下を見る
コンが体当たりをしてきていた
コンは気にしない様子で私の足元でしっぽをブンブンと振ってこちらを見ていた
私 「本当に元気だね」
ボールを受け取る
私 「けど、今日はここまでにしようか」
パックと空になったペットボトルを持って玄関の扉を開ける
コンはダッシュで家の中に入る
私 (元気だなぁ)
家の中に入って鍵を閉める
私 「んー」
ベットのソファーに寝っ転がってスマホを見る
私 (ここにはめるのは無理か)
ダラダラとパズルゲームをしていた
パネルをはめるだけのパズル
昔からちまちまとやっていて難易度はかなり高くなっている
私 (ここはー ダメか)
眉間に皺が寄る
コンは私の胸の上で眠っている
片手でコンを撫でる
毛並みはふわふわとしていて撫で心地がいい
コンは疲れているのか撫でられていてもそのまま眠っていた
私 (んー こうか)
すべでのパネルを埋めてステージをクリアする
私 (ムズすぎるだろ)
次のステージに進む
私 (あー というかコンの毛を櫛でとかさないとな)
起き上がろうとするが力が入らない
というか起き上がる気力がない
私 (明日でいいや)
直ぐに諦める
そしてぼーっとまぶたを閉じる
私 (ねむ)
呼吸が深くなる
ゆっくりゆっくりと
そしてそのまま夢の世界に入り込んだ
前作 「帰宅後」「夕食後」を参照




