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5~6年くらい前の【僕と狐と妖怪の何気ない生活…】という作品を今の技術でリニューアルしたらどうなるんだろうと思って投稿しています


前作と割と設定は似せていますが色々改変してるのでよかったら見てってください

胸の上に重さを感じる


耳元では設定していたスマートフォンのアラームが嫌という程自己主張を続けている


私 (うるさいな)


手探りでスマホを探してアラームを止める


そして再び微睡んで眠ろうとするが


ドンドン


胸の上を叩かれる


私 「んん」


渋々目を開ける


そしていつもの挨拶をする


「おはよう コン」


目の前にいる狐に挨拶をする




私は渋々目を覚まして布団を退ける


窓から漏れる光がやけに眩しい


体を起こして足を曲げる


するとここが定位置だと言わんばかりにコンは私の足元に来る


膝の上にいるコンを撫でる


気持ちよさそうにコンは目を細めて手入れされている金色のしっぽをブンブンと振り回す


私 (可愛い)


コンは全長80~90cmくらいの狐だ


訳あって今は私が飼っている


全身金色の毛におおわれている


私 (今何時だ)


片手でコンを撫でつつスマホを探す


私 (うわ、やらかした)


アラームを止めて放り出したスマホ


それは手を伸ばして届くか届かないか怪しい距離にあった


私 「コン 少しどかない?」


声を理解できるわけが無い


しかし希望を持ってコンに声をかける


コン 「…」


声掛けなどないかのように気持ちよさそうに撫でられている


私 (無理だな)


諦めてスマホに向かって手を伸ばす


腰を捻って手を伸ばすので変な体制になる


私 (あー 腰とかやりそうでこわ)


必死に手を伸ばすと指の先端がスマホに触れる


私 (あとちょっと)


必死に伸ばす


ぐらり


足が浮いて嫌な予感がする


私 (あ)


足を崩す


上半身はうつ伏せで


下半身は仰向け


完全に姿勢を崩してしまった


手はスマホに届いている


私 (無理するんじゃなかった)


腰をさすりながらスマホの画面を見る


今は午前7時だった


私 (程よい時間だな)


スマホから目を離してコンを見る


幸いコンは膝から離れていたので怪我などはなかった


私 「ごめんな」


ベッドの上にいるコンを抱える


コンは抵抗することも無く抱きかかえられる


猫が抱っこをされると伸びる時みたいに


コンは体が少し伸びていた


私 (なんというか猫みたいだよな)


そしてコンを抱き抱えたまま1階のキッチンに向かう






キッチンに付いてコンを下ろす


コンは降りると私の足元を円を描くようにくるくると回る


私 「そんなに動いたら疲れちゃうよ?」


そういうと足に抱きついてこっちを見てくる


私 「ご飯すぐに出すから待ってね?」


そう言いながら餌箱にご飯を入れる


犬用のカリカリフード


大袋だから出す時に力がいる


私 (近々餌用のネズミとか食べさせようかな)


そう考えていると餌を入れ終わる


私 (あっぶな こぼしそうだった)


餌の入った袋のチャックを閉める


そして棚に戻して餌箱を持つ


私 「よし、朝の餌だよ」


餌箱を置くとコンは餌箱に飛びつき勢いよく餌を食べる


私 (勢いよく食べるなぁ)


そう考えながら食パンから一枚取り出す


そしてトースターに入れる


私 (まだ苺のジャムあったよな)


冷蔵庫を開けてジャムを取り出す


私 (賞味期限間近だな)


蓋を開けてスプーンで取り出す


そして蓋を閉めて瓶を冷蔵庫に入れる


私 「買い出し行かなきゃな」


ぼそっと呟きながらお茶を取りだして冷蔵庫を閉める


それと同時にトースターからチンと音が鳴る


トースターから焼けたパンを取り出す


私 (いい焼き色だな)


ジャムをパンに塗ってさらに盛りつける


プルルル プルルル


ポッケに入れていたスマホが震える


私 (ん?)


スマホを取り出して耳に当てる


私 「はい、東雲です」


「あ、蒼?」


聞きなれた男の声が電話口からする


私 「あぁ、近藤さん」


近藤 「ごめんねそろそろ納期やから1度確認したくて」


私 「あー、でふね」


椅子に座ってジャムパンを1口食べる


近藤 「今なんか食ってる?」


近藤は呆れた声で聞いてくる


私 「ジャムパンです やっぱイチゴジャムが美味しいですよ」


近藤 「味の感想は聞いてないんやけど?」


私 「朝こんな時間にかけてくるのも大概でしょ」


近藤 「それ言われたらなんも言えんわ 本題はいるぞ」


私 「わふぁりましたよ 今できてるのは」


仕事の進捗を近藤に伝える


私の仕事は仕立て屋


オーダーメイドの服を作成して生計を立てている


作るものは基本は社会人用のスーツ


場合によっては結婚式の白スーツ、袴、着物など特殊なものを作る場合もある


近藤 「あ、そうそう 新しい依頼だけどデータ送ったから」


私 「なら後で確認しますね」


近藤 「ん」


私 「というか近藤さん最近菓子パンのサイズ小さくなりましたよね」


近藤 「あー、確かに お菓子もそうだよな」


私 「ですね」


近藤と話しているとコンが膝の上に乗ってくる


私 「おっと」


近藤 「とりあえずまた連絡するから」


私 「分かりました」


近藤 「データちゃんと見ろよ?お前いっつもデータ見な」


近藤の声が早くなって大きくなったので電話を切る


私 「ふぅ」


スマホを机に置いてお茶を飲む


そしてコンを撫でる


コンは気持ちよさそうに丸くなって撫でられる


私 (近藤さん仕事優秀だけど口うるさいし説教臭いんだよな)


ジャムパンの最後の一口を食べる


私 (つーか新しい依頼か)


基本的に依頼を受けるのは近藤がやる


私が客の人と話すのが苦手だからだ


商品を作るのは私


それ以外の事務や客と話したりサイズの測定は全て近藤に任せている






私 (やるかぁ)


しばらくぼーっとコンを撫でていたがそろそろやらないとまずい


コンを持って膝の上から下ろす


コンは定位置から下ろされたのが嫌なのか爪とぎするかのように足をカリカリと引っ掻いてくる


爪を立ててないから痛くは無いがくすぐったい


私 「ごめんごめん ほら、行こ」


立ち上がって皿を水でゆすいで流し台に置いておく


そして作業部屋に向かう


コンも同じように私の後ろを付いてくる





前作 1 【朝の出来事】、 2 【食後のこと】より参照

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