わたしの心
だったら目の前のこの子は貴重な生き残りと言うことになる。
わたしはこの子に少しときめいていた。連絡先を交換して、喫茶店で話をして、そうして、そうして、デートをして····いよいよ初体験とかしちゃうのかなあ?わたしはまだ男の人のことは分からない。
だって17歳だし。目の前の男の子はわたしの純潔を捧げるのに相応しいのかなあ?わたしは男の人のことはよく分からない。繰り返しになるがわたしはまだ若いのだし。
いずれ経験豊富な女の人にわたしだってなるに違いない。でも·····その頃にはわたしは汚れちゃっていると思う。年齢が若い頃ってピュアで素晴らしい。けれど経験がない。年を取ると経験は積んでるけれど、若々しさとかピュアさとかがない。
どっちの方がいいのだろう?いまだにわたしの中で結論が出たことはない。
わたしはわたしの頭のなかでもう一人のわたしと討論することがある。
『本当にそれでいいの?』
そう言われちゃうこともある。わたしは女の子だし度胸はない。でも、強くなりたいわけじゃない。心が強ければいいんだ。暴力は本当にイヤ。暴力なんて最低だと思う。
「じゃあね!また今度!」
そう言って男の子は去る。当然か。今は朝だ。
わたしも学校に行かなきゃ·····そう言えば連絡先は交換していなかった。じゃあこれっきりかな·····いや、違う。きっとまた出会う。そんな予感が少しする。
女は勘が鋭い。その事はわたしが七歳の頃くらいから気づいてた。
野球とか見てても、良く読みが当たる。
それも経験がないのに関わらずだ。
女の子同士そんな話をしたこともある。
なんか勘が鋭いねって。男の子って鈍いねって。
女の子は色々考えちゃうんだ。色々。初Hはどういうシュチエーションかとか。
学校では相変わらずの日々だった。女の子ってあざとい。クラスではグループ分けがしてあって、わたしもそのグループに所属して、強そうな女の子のお守りをしている。
学校って退屈。早く大学に行きたい。東京。そう東京に行ったら人生はバラ色になると思う。なんとなくわたしはこの先のわたしに期待している。だってわたしはまだ若いし、美少女だし、頭もいい。きっと東京でわたしはのしあがる。豪邸とかに住んじゃうのかな·····
さて学校が終わる。後は退屈な時間。ここから先は読まなくてもいいですよ。
軽く飛ばして下さいね。
さて放課後。わたしはカラオケに行くことがたまにある。
行くのは友達と。わたしの一番親しくしている友達は巴ちゃんって言って。
爽やかな優しい女の子だ。見た目もわたしほどではないが可愛い。
きっと良妻賢母になるんだろうな。
巴ちゃんには平和が似合う。
平和。巴ちゃん。平和。
巴ちゃんはいいなあ。
わたしが男だったら巴ちゃんと付き合う機会を逃したりはしない。
巴ちゃんとは大親友だ。でもそれでもどんなに仲のいい友達でも、話せないことはある。
特に大田くんの話。大田君が完全にわたしの物にならない限り、巴ちゃんにはまだ話せない。
大田君今ごろなにしてるんだろうなあ·····
家に帰る。ただいま、と言う。大田君のことなんてお母さんには話せない。お母さんも昔、恋をしていたのかなあ····
さて就寝。明日だ。夜は長い。たっぷり夢を見てその後は、また起きなきゃ。大田君の夢を見れるかなあ····




