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アラフィフのおっさんと異世界少女  作者: 於田縫紀
エピローグ 5月の連休に

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その2 GWにお出かけ

 ゴールデンウィークに出かけるなんて他に休みが取れない人がする事だ。

 私みたいなリタイヤ組は平日に出掛ければいい。

 そう思っていたのだけれど、ちょうど新しい車が納車されてしまった。

「やっぱりこうなったらお出かけしたいよね」

 マリエラがそんな事を言うと、

「アミュも行きたい!」

 そうなってしまう訳だ。


 仕方無いので宿を取ったりする。

 日帰りで行けばいいとも思うのだけれどこれも経験だ。

 前に仙台のホテルに泊まった時はアミュも喜んでくれたしさ。

 そんな訳で2泊3日の東京見物、スタートだ。

 これなら道路が混む方向と反対だし大丈夫だろう。


 今日の予定はホテルに行って夕食を食べるまで。

 明日は電車と地下鉄を使って東京名所巡り。

 明後日は朝食を食べた後に帰るというなんともゆったりした予定だ。

 なおホテルは地下鉄日●谷駅真上にある超有名ホテルを選んだ。

 交通の便がいいのといかにも高級感があるのと、あと食事のバイキングが評判いいのが理由だ。

 最近の海外資本豪華ホテルより安いしさ。


 予定通り午後2時ちょっと過ぎにチェックイン。

「うわっ、この高級感は悪いけれど王宮より上だわ」

「建物も大きいな。でもここが特別という感じでは無さそうだ」

「シェラ達が前に泊まったと聞いたホテルもこんな感じ?」

「あっちは明るくて広々していましたけれど、高級な感じはこっちが上です」

 そんな事を言いながらチェックインを済ませ部屋へ。

 今回泊まるのはコネクティングルーム。

 ジュニアスイートとデラックスツイン、デラックスダブルの3部屋が中で繋がっている作りだ。

 窓の外は日比谷公園の緑が広がり、、その先に官庁街のビルが建ち並んでいる。


「いい部屋だね、ここも。中が広くて便利だし」

「それもあるけれどここの特徴は美味しいと評判のブッフェレストランだな。あとは駅が近くて便利なところとか」

「何かテンションあがるよね。取り敢えず夕食までどうしようか?」

「ちょっと地下鉄に乗るしその後歩くけれど、いい場所がある」

「えっ、どこかな」

「アミュ電車に乗りたい」


 そんな訳で向かったのは東京タワーだ。

 御成門駅で降りてまずは増上寺境内を歩く。

「この国もこういう建物だったんだな」

「今はこういったお寺とか保存・観光目的の建物しかこんな様式ないけれどな」

「でも大きいよね。魔法無しでこんな木造の建物を作れるんだ」

 なんて増上寺を見ながら東京タワーへ。


「この赤い塔に入るわけか」

「何の為にこんな高い塔を建てたの?」

「テレビってあるだろ。あの画像を伝える電波をより遠くへ、障害無く届ける為だ。今は電波塔の役割は終わってただの観光名所になっているけれどさ」

 そんな事を言いながら近づいてチケット購入。

 うーむ、昔の特別展望台は今はツアー形式で入るようになっているのか。

 知らなかったなと思いつつ、メインデッキを経由してトップデッキツアーへ。


 だがこれが予想外に結構良かった。

 東京の名所案内があったり、東京タワーの建設の様子があったり、音声ガイドがなかなか親切だったりで。

 計らずしも明日回る東京観光の予習にもなった感じだ。

「それにしてもこの街、広いよね。見渡す限りという感じで広がっている」

「地図で確認したけれどやはりこれは圧巻だよな。こんな山みたいな高さの建物も数多く建っているし」

「アミュのお家は見えるかな」

「方向はこっちだけれどちょっと遠くて見えないな」

「車や電車が動いている!」

 うん、喜んでくれているようで何よりだ。

 4人を後ろ姿で見ながら私は思う。


 これからは色々な事があるだろう。

 アミュは取り敢えず小学校6年相当までアトラスティアの学校に通って、それからこっちの適当な私立中学校に通わせる予定になっている。

 シェラ達は3人とも来年から高校入学予定。

 今年の秋にはシェラ達の戸籍を作ることになるし、アミュもある程度経ったらこっちの知識の詳細を伝達しなければならない。


 ひょっとしたらアトラスティアにいたまま生活した方が幸せになれるだろうか。

 時々そんな事を考えたりするけれど、勿論答はわからない。

 ただ両方で通用する知識を身につけておけば、後に自分で正しいと思える方向を選んでくれるだろう。

 私はそれが出来るよう、せいぜいバックアップするまでだ。

 マリエラには財政的にバックアップして貰っているけれどな、実際は。

 これもある程度収益を分けて、後に渡せるようにしておこう。


 トップデッキツアーが終わった後、メインデッキを更に2周して景色を堪能。

 そして、

「そろそろお腹がすいた」

 そうだな。

「じゃあホテルに帰るか。夕食は期待していいぞ、間違いなく」

「おじさんがそこまで言うのは初めてかな。楽しみ!」

「この国は美味しい物が揃っているしな」

 そんな訳で下りのエレベーター方面へ。

 

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