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アラフィフのおっさんと異世界少女  作者: 於田縫紀
第6話 救出作戦開始直前

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その4 食事後はだらだらと

「明日は色々大変だから出来るだけ早く寝ような」

 そう言っているのだけれど皆さん寝る気配はまるで無い。

 ラウンジ横にあるキッズルームは絨毯敷きで、絵本とかDVDとかが揃っていてそこそこ広さがある。

 私がアミュとここでDVDを見ているたところ、全員が合流してしまったのだ。


「凄いよね、こんな映像を作って見る事が出来るなんて」

「しかしこの機械、魔法生物扱いなのか?」

「いやこれは擬人化と言って、機械に人格があるという設定だ」

 ちなみにDVDは機●車トー●スのシリーズである。

 あとジーナは昨日買ったパソコンを持ち込んで作業中。

 既にパソコンのアトラ文字化は完了した様子だ。


「参考までになにやっているの?」

「この世界の政治体制を調べてレポートを書いている」

「学校でのジーナの研究課題のひとつよ」

 なるほど。


「そう言えば王様達への知識ベース、どんな感じだ」

 皆いるついでに聞いてみる。

「こんな内容でまとめたんだけれど、どうかな」

 マリエラがプリンタで印字されたメモを私に渡してくれる。

  ○ 生活上の知識

   ・ 簡単な日本語とアトラ語の対訳

   ・ 扉や蛇口、風呂等の使い方

  ○ この世界で過ごす上の約束事

   ・ この国には身分差は存在しないので注意する事

   ・ 魔力を感知されないよう、ペンションの外では魔法陣を必ず身につけ、魔法を使わない事

  ○ 今回の件に関する事

   ・ シェラが王宮で王弟のいる部屋で聞いた内容

   ・ シェラがこの世界に来てからのおおまかな流れ

  ○ これからの解決方法案

「最小限という事で、こんな感じにまとめたよ。これなら直接手を触れないでも魔法で伝えられるから」

 なるほど、くどくど説明しないで済んで便利だ。


「あと知識のバランスがあるから、伝える役目は私かジーナに任せて。シェラやおじさんは余分な知識や想いがあるだろうから」

「ありがとう、マリエラ」

「いいのいいの、お互い様でしょ」

 性格が大分違う気もするが、やっぱり仲はいいようだ。

 うん、見ていて麗しきかな、という感じがする。


「おとーさん、トーマス終わっちゃった」

 私を背もたれに足の間に座り込んだアミュが私を見上げて言う。

 確かにDVDが終わってしまったな。

 時間的にも余裕があるし、次を見るとするか。

 立ち上がろうとするとアミュが私の服を掴む。

「おとーさんはそのまま」

「はいはい」

 シェラが立ち上がる。

「次はこのDVDでいいんですよね」

「ありがとう。それで頼む」

 シェラが交換してくれたDVDが始まる。


 ◇◇◇


 今回の部屋割りは私は和室7畳半に一人。

 シェラ達はロフト付きベッド2台の部屋で4人一緒だ。

 これはマリエラとジーナがシェラ達を王室の干渉から守るためにそうしたらしい。

 マリエラもジーナもやりたいようにやっているように見えて、実は色々シェラ達に気を配っているようだ。

 その割に私に対しては妙に気軽と言うかなんと言うかだけれども。

 まあ私も気にはしないし、今みたいな方が楽だけれども。


 さて静かになったし、もう一度風呂へ入ってくるかな。

 そう思って部屋を出る。

 風呂へ行く途中ラウンジを通ろうとしたところ、マリエラとジーナがいた。

 二人ともパソコンを使っている。

 なおジーナのパソコンは私のノートパソコンだ。

 FXでもやっていたのかな。


「おじさん、何処へですか」

「ちょっと風呂へ入ってこようかと思ってさ」

「ちょっとお話いいですか」

 何だろう。

「別に大丈夫けれど、何だい」

 私が向かいに座ると同時に、二人が立ち上がって頭を下げる。

「お願いです。シェラとアミュを幸せにしてやってください!」

 えっ! 何だって!

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