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アラフィフのおっさんと異世界少女  作者: 於田縫紀
第2話 敵の影と私達の魔法

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その5 シェラを待ちながら

 お茶の後、シェラは魔法を試してくると言って瞬間移動で消えた。

 一応私は移動場所を魔法で把握出来ている。

 ここから40km程離れたところにある砂浜だ。

 他人には見えないバリア魔法を使って魔法を色々試している。

 この調子なら次の行動に移るのはすぐかな。

 そんな訳で私はお昼ご飯用にサンドイッチとおにぎりを作ることにする。

 すぐ出かけると言っても大丈夫なように。

 

 剥き身は三分の二はおにぎりに、三分の一はサンドイッチに使った。

 サンドイッチ用は勿体ないけれど火を通してシーチキン状態にした。

 うん、出来たてのシーチキンは缶詰より美味しい。

 なお向こうの世界では剥き身はこうやって火を通す方がメジャーなようだ。

 私は日本人だから白いご飯にワサビ醤油と一緒に食べたいと思うけれど。

 白米にワサビマヨでもなかなか美味しいとも思うけれど。

 おにぎりに三分の二を使ったのはその辺の私の思いという奴だ。


 更におかずとして鶏の唐揚げとかイカタコウインナーとか玉子焼きも作る。

 魔法が使えると鶏の唐揚げも作るのが楽だ。

 そんな感じでいかにもという感じの花見用オードブル風昼食が完成した。

 とても3人分とは言えない分量になったけれどまあいいだろう。

 時間停止アイテムボックスを魔法で作って、お弁当一式と食器、箸、ウエットティッシュ等を中に仕舞う。

 お茶とかおやつとかも忘れずに。

 もしシェラがすぐに向こうの世界に行くと言わなければ、何処かにお出かけして外で食べてもいいかな。

 多分行くというと思うけれど。

 そんな事を思いながらシェラの帰りを待つ。


「お父さん、この電車というのはどんな大きさなの」

 アミュが聞いてきたので取り敢えず説明。

「そうだね。電車の横幅がだいたいここから窓のところくらいかな。中の高さは大体この部屋の天井までと同じくらい。長さはこの部屋のそこの窓からキッチン奥までの長さの2倍くらいかな」

「あの車より大きいんだ」

「そう、ずっと大きいんだ。それがこの辺だと10個くっついて走っている」

「そんなに大きくていっぱい走っているの」

「そう。今度乗りに行ってみようか」

「うん、約束」


 この図鑑に載っている電車とかバスとか、アミュはほとんど知らないんだよな。

 でもまあこの世界に来て三日目だから仕方ないか。

 ゆっくりいられるなら、色々行ってみて体験してみるといいかな。

 博物館とかもいいかもしれない。

 鉄道博物館は遠いから、まずは地下鉄博物館かな。

 車で行くより電車で行った方が楽しいかな。


 でももし向こうの世界が平穏に戻ったら、シェラやアミュはどうするのだろう。

 私としてはこっちの世界に残って欲しいと思う。

 生活環境はこっちの世界の方が遙かにいいだろう。

 戸籍とか法律関係も今の私なら魔法で幾らでも誤魔化せる。

 シェラとアミュの戸籍を作って、学校に通って貰ってもいい。

 でもやっぱり生まれ育った世界の方を二人は選ぶだろうか。


 どっちでも大丈夫となった時、どっちがいいと二人は思うだろう。

 この世界に生まれて育ってきた私にはわからない。

 我ながら二人に情が移っているなと感じる。

 まだ一緒に暮らし始めて三日目だというのに。

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