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本人は消えど遺志は残る
俺は只の売れない画家・・「其れ以上それ以下でも無い」
そして俺自身は芸術と呼ばれる存在を「口では伝えられ無いが思いで書いた人間の意思を伝える物」だとそう思って要るのだ。
そして俺自身は芸術家をしていて不満が無い・・俺自身は昔から絵が好きだった、どうしようもなく好きだった。
俺は何かを書くと言う作業が好きだった・・言葉と言う陳腐な物では表せられない深みが存在すると思っていたからだ。
だからこそ、真に人に伝えるのには言葉では無くて絵の方が良いのだろうと俺自身は思って要る。
如何して俺はこうも片言だけでしか話さない又は話せないかって?簡単な事だ言葉は最低限の言葉だけで済ませたいと思って要るからだ・・言葉を濁して遠回しに助長的にしゃべる事は正直美しくないからだ。
まああくまでも言葉と言う存在が「便利な道具」と言う位置付けならば先程の事も仕方が無いのだろう。
だけど・・俺自身は出来るのならば「描く事」を出来るのならば「道具」として見て貰わずに「描いた人間の意思を伝える物」と見て欲しいのだ。