23/29
23
「探すぞ。」
そういって男性はずんずんと中に入っていく。
「ま、そういうことだから。葵も知っているだろ?父さんを怒らせないほうがいいって。今の父さんなら葵に勝てると思うぞ。」
兄はそっと耳打ちをして中に入っていた。
「・・・・・・・・・・・・なんで・・・・・いつも・・・・・・・・!!」
彼女は父親に負けた悔しさに涙を浮かべた。
「・・・・・・・・・かずちゃん。」
子どもことを思い出して、子どもが入っていった部屋に入った。
「・・・・・・・ママ。大丈夫?」
「かずちゃん。大丈夫?」
「うん。大丈夫。ママは?」
「大丈夫よ。ありがとう。」




