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女性は仕事で大成を成し遂げた。会社は彼女のために売り上げがものすごく上がった。
「かずちゃん。やった、やったのよ。ママ、お仕事で、活躍しちゃった。」
「え?ママが?それっていいこと?ねぇ、いいこと?」
母親の声をきいてうれしくなって子どもが聞く。
「もちろん。いいことなんてもんじゃないわ。もっと、もっと、すごくすごく、すごくすごくすごく、いいことよ。」
「じゃぁ、ママはずっといまのママでいてくれる、ってこと?」
「ええ!本当にごめんね。」
「よかった。」
そういって子どもは母親に抱きついた。母親も抱き返した。大好きよ、と繰り返しながら子どもの頭をゆっくりなでてやる。
そんな楽しい日々も無常で、いつかははかなく消えてしまうものだった。
人は自分よりも下に見下していた者に上にいかれるとものすごい怒りを覚える。嫉妬心がよりいっそう強くなる。そんな生き物だ。




