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ある日を境に彼女は変わっていた。

「かずちゃん。只今。」

「お帰り、ママ。」

「今日は、何かあった?」

「ううん。あのね。ママ。人が来たよ。」

「へ~。どんな人?」

てっきり近所の人だと思っていた。仕事中にたずねてくれると子どもの面倒をみてくれるのでとてもありがたい。あとで、お礼を言わなくてはいけない。

「いつも来る人じゃなかったよ。見かけないひとだった。」

「じゃぁ、引っ越してこられたのね。人に聞いて挨拶に行きましょうね。」

「うん。その人、ママを探しているようだったよ。その人これをママに渡してくれって。」

そういって子どもは母親に手紙を一通渡した。それを母親が受け取り中身の様子を見る。

子どもがそれをじっとみつめる。子どもでは読み取れない暗号が並び続ける。それを彼女は楽々に読み取り、意味が分かったとき、彼女から笑みが消えていた。

その母親の顔の暗号に気がついた子どもが不安そうな顔で母親を見つめる。


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