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セイロンガー外伝〜スッピンオフ⭐︎ググれ真由美  作者: 月極典


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8/9

『GUM⭐︎SHALA』8

『ど正論ヒーロー セイロンガー』のスピンオフ作品。

楽曲生成アプリ「Suno」にて作中楽曲公開中。

クリエーター検索で「GUM⭐︎SHALA」で検索して下さい。


「お姉さん、カッコ良いーーーーっ! 良すぎるよーーっ!」

 真由美は動画を最後まで観終わって、再びセイロンさんぬいぐるみに顔を埋めて叫んだ。

 

 ベッドの上で足をバタつかせ、今度は両手を前に、身体を揺らす。何故かはよく分からないが、エアでビート板を掴んで泳いでいるようだ。その証拠に足のつま先がピンッと伸びている。


 ひとしきりベッドの上で泳いだ後、パッと顔を上げた真由美。

「え〜〜と、あっセイロンさんに動画のリンク送らなきゃ!まだ夜の10時だから迷惑じゃないよね……」


 真由美はセイロンガーにメッセージを送る。

 

『こんばんは!今ってメッセージしてもご迷惑じゃないですか?(≧∀≦)』


『今晩は真由美さん、今は風呂上がりでリラクゼーション中だ。問題ないよ。』

 

『この前のトゥエルブさんのライブ動画、観たんです。すっごくカッコ良かったので、セイロンさんも良ければ観てもらえませんか?♪( ´θ`)ノ』

 真由美は動画のリンクを貼り付けた。


『それは楽しみだ。早速観てみよう。』


「これでよしっ!……あとは」

 真由美はベッドを降りて部屋を出た。廊下を進むとトゥエルブが控えている。軽く会釈して階段を降りていった。


 トゥエルブは1階担当のシャドウズに無線を入れる。

 

『マルタイ3、部屋を出てフロアAに移動』

 マルタイ3とは、警備対象3=真由美、フロアAは1階、Bは2階である。


『了解、マルタイ3確認。Kに移動中……フロアBに戻る』

 K=キッチンである。


 真由美が水のペットボトルを持って戻ってきた。そして、トゥエルブの元へ来る。

「どうかしましたか?」


 真由美は黙ってトゥエルブの隣に体育座りする。

「はい」

 小声で言ってペットボトルを渡し、プゥーーッと水を吹く真似をする。


「あぁ、アレですね。なんか恥ずかしいなぁ」

 そう言いながらトゥエルブはヒーローマスクを脱いだ。再び動画の中のロックスターが現れる。


「もう、めちゃくちゃカッコ良かったです、お姉さん。この後、もう一度観ます!」


「うふふ、どうもありがと」

 トゥエルブは真由美の頭を撫でて、鼻の頭をチョンと親指でつついた。


「えへへ……」

 真由美は嬉しそうに笑った。


《NEXT》

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