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098_わからせ、枯らせ。

「たたかいはいつもむなしい」

「きゅう」


 暴走迷宮、ラスボスの部屋、赤の女王の幼女の踏破。

 ミッションポシブル、完璧完了です。


 それはまあ、そう。

 能力値的に既に、神様一歩手前かちょっと超えている、もしくはランクの低い神様なら既に相手にならないくらいの存在であるところの、仕様が特殊な少女と、


 ちょっと暴走はしているけれども、dungeon Coreの化身との対決、


 勝負になるはずもなく、最初から少女が圧倒することは決められていたシナリオだったわけでございます。


 玉座の間は、赤の幼女女王の配下の成れの果てが、死屍累々という感じでございまして、

 かろうじて、蠢いているのが、当人のみという有様でございます。


 とどめを刺指すために、幼女の急所、迷宮の核っぽいところを狙い定めて、拳銃を構えるわけでございます。


 が、そこに、


「「「ダメー!」」」


 と、子供の声で、行動を押しとどめる、叫び声が、玉座のまに響くわけです。


 声だけではなく、十数人の子供が、奥の扉から飛び出してきて、赤の幼女女王と、ガンマン少女の間に割り込みます。


 一応、撃たずに、成り行きを見守る少女です。


「?」


 表情とジェスチャで、疑問を表して、現れた少年少女の返答をまちます。

 奥から走り出た彼彼女たちは、綺麗な服で着飾られていて、栄養状態も良さそうです。

 清潔そうでもありますし、なんなら、石鹸の香りすらします、しかも、花の香り。


「女王様は、いいヒトなの。

 優しいし、

 お腹いっぱいおいしいお菓子を食べさせてくれるし、

 いつも楽しく遊んでくれるし、

 お歌も一緒に歌ってくれるんだよ、

 悪いヒトじゃないんだ!

 私たちみんな女王様が大好きなんだ!」


「へー?」

 話を聞く体勢になるガンマン少女。

「お、お前たち……」

 感動する赤の幼女女王。


「いっぱい色々なところを、触ってくれて、気持ち良くさせてくれるし、

 よくなりすぎて、訳わかんなくなるくらい、楽しませてくれるし、

 すごいんだよ、お腹の中、熱くなって、そして、いっぱい幸せにしてくれるんだ!」


 うん、少年少女たちのお目目にハートマークが見えますね。

 よく見ると、衣装も結構際どいですね。


「ぎるてぃ」

「いや待て、本当に愛していはいるんじゃよ!?」


 軽い銃声が王座に響きました、

 悪は滅びた、人々は救われた、


 そういうことにしておきましょう。

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