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095_迷宮のしんそう、へ。

 暴走した迷宮に対処するために、突入した規格外、仕様がバグっている少女さんです。

 目的はdungeon Coreを破壊するか、奪取するかして、この迷宮を踏破することです、その後の混沌的な厄介ごと発生はとりあえず現状考えないことにはしています。


 報酬は、赤いジャージの神様から、色々便宜を図ってもらうような流れ、と、よろず厄介ごと引き受けギルドからの、各種有益資源的な報酬支払いの約束事。


 現金な少女のやる気は結構高いわけでございます。


「しゅーと、しょっと、ぶりっと、あたっく、しょっく、いんぱくと♪」


 鼻歌まじりの、自作歌謡を歌いながら、波いる敵キャラを拳銃で薙ぎ倒していきます。


 コルトM1877、若駒を意味する名前を冠した往年の名銃器です。仕様弾丸は、.41ロングコルト、通称”サンダラー”、ダブルアクションのイカしたやつです。


 少女用のカスタムモデルで、色は可愛らしいピンク。

 見た目は普通の拳銃ですが、素材とこめられいる存在力というか、不思議力が違います。

 放たれている弾丸も特別なものでありまして、膨大な少女の能力値を生かすようなギミックが仕込まれていたりします。


 0levelリセットと、能力値上昇維持の仕様ギミックが判明してからこっち、ほどんど趣味的な執拗さで、強化を繰り返してきた結果、少女の能力値、筋力やら敏捷力やら、知力やら精神力やら、生命力やら、幸運度やら、魅力度やら、これはもう、まともに数値として表現することが馬鹿馬鹿しくなるくらいの値に達しておりまして。


 師匠のガンマンいわく、

 ちょっとした神様クラスじゃないかぁなぁ、なわけでございまして。


 当然の帰結として、普通どころか、高難易度のdungeon獣ですら、七面鳥と変わらない程度の的にしかなっていないわけでございます。


 おもちゃの兵隊やら、巨大凶暴なぬいぐるみやら、甘いお菓子で作られた人形やら動物やら、ジンジャークッキーの戦車やら、見た目にそぐわぬ結構な実力を秘めているのであろうなぁという、dungeon産の獣の群れは、その実力を秘めたまま、撃ち倒されて言っているわけでございます。


「かいだんめっけ♪つぎいってみよー」


 順調にダンジョンを攻略していく少女でございます。


 銃弾は無限に入る謎、不思議袋を利用した空間に数えきれないほど在庫があり、

 水や食料も有に及ばず、

 ファンシーな迷宮背景とか景色から現れる、

 これまたファンシーな敵キャラを、

 消炎たなびく拳銃片手に、撃ち抜き、消し去り、吹っ飛ばし、


 意外に気味の悪い、現実的なうめき声を上げながら、倒れていく、彩鮮やかな敵キャラを、軽く踏み台に、軽快に警戒に敬虔さを置き去りにしたステップを刻んで、スキップさながら、突き進む少女さんでございました。


 はい、ちょっと物騒ではありますが、状況的には、お散歩と変わらない、そのような認識で間違いないと思います。


「おー、どろっぷひんがあまい♪」


 ファンシーな獣の死体は甘かったようであります。

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