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093_なあに何簡単なことですよ。

 迷宮がちょっとやっかいなことになった、街です。

 ガンマンと少女はと馬は、町長の状況説明を聞いています。

 実のところ、仕様書に作業内容が書かれているので、内容はすでに知っていることではあります。


 対話が大事ということでありましょうか。

 会話をしながら、迷宮の出入り口まで、みなさん移動します。

 良い天気です。


「それでこの迷宮のやっかいな攻略条件でありますが、レベル縛りのエントリーでして、しかも、レベル1以下なのです。つまり、level1の未熟な少年少女でしかそれこそ、年齢一桁くらいの、しか入ることが出来ず、しかもある程度攻略しなければ、離脱も叶わず」


 定期的に、一年に一回ほどのペーズで、数名送り込んでいき、そのまま帰還できないことを確認する流れになっているわけでございます。


 混沌の消費は、どうにかできている様であることが、救いではあります。


 こちらとしても、どうにかして、この状況を打破しようと、色々と手を尽くしたわけではありますが。


 高位のskill保持者に依頼して、迷宮のありようそのものを変化させてみようとしました。

 が、かなり迷宮レベルが高いようで、今までに外部からの操作を受け付けません。


 呪いで、1levelに下げた大人を送り込んでみましたが、skill、level頼りであったせいか、攻略には至らず。


 他の迷宮核、願望達成用途のそれを、手に入れて、対応しようとしましたが、迷宮核の成長があまりにも緩やかすぎて、現状対応できず。

 

 万策つきた感じでありまして。


 ……最後の、迷宮核を育てて、願望成就用の力を蓄えての対応については、継続作業中ではありますが、育成の旅にでたうちの職員と、二十日ほど前から連絡がつかなくなっておりまして。


「やっかいごと引き受けギルドへは、早い段階で依頼を出してはいたのですが、そちらも打開策が見つからなかった様でして。

 しかし、ここで、ようやく、対応人員のあなた方が来てくださったのです!

 どうぞ、この街を救ってはくださいませんか?」


 ぺこりと町長さんが頭を下げます。


「ああ、仕事だし、報酬も十分いただいているし、頭下げなくともいいぜ!

 というか、楽勝だよな?お嬢」

「おー、きょうはまだけーけんてんもらってないから、0levelのまんまー!」


 ?

 はてなマークの町人たちです。


「俺もいけるかな?levelねーし?」

「どかな?けいけんてんでみてるかも?」

「馬はどうですかね?ヒト限定ならいけるんじゃないでしょうか?」


 知恵ある馬はヒトカテゴリじゃないですかね?


「ま、お嬢だけで十分だろw」

「うん、じゃ、いってくるー」


 軽く手を振って、とったかたー、と、迷宮の出入り口をくぐって行く少女さんでしす。

 毎日経験点が0にリセットされて、level0になるお嬢さんは、なんら問題なく、

 条件付き迷宮へ、ダイナミックエントリーをかますわけです。

 

 軽いノリで突っ込んでいった少女をあんぐりと口を開けて見ている、街の人たちでありました。

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