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092_町長ぶっちゃけた。

 御山から離れたとある街。

 迷宮を中心にして混沌をコントロールしようとしている普通の一般的な安全地帯確保街。

 ちょっと暴走中、もしくは、維持条件が難しくなってしまった迷宮の被害を受けている街、で、その状況を改善したく、管理者的な神様組合へ報告からの対応人員の派遣を受けたわけです。


 ガンマンと少女と馬は、赤ジャージ神様からオラクルを受けて、派遣されたその対応人員でありまして、もちろん報酬も結構妥当な感じであります。


「よろず厄介ごと引き受けギルドからきました、社員のビリーと、」

「でしのしるふぃーですますだよさよ」

「その愛馬でしゃべる馬です、名前はまだない」


 馬が喋ったー!


 町長とその周囲の人々が一斉に驚いてツッコミを入れます。

 なぜか、ガンマンさんと、少女も驚いている様ではあります。


 まあ、混沌流出の元では結構あるよね、で、流されていくところに業の深さを感じるわけではございますが。


 混沌流出の影響を迷宮に引き受けさせることで街中の秩序を守ってきたわけではありますが、ここ数十年で迷宮が厄介な性質持ちに変化してきたのです。


 と、町長が説明を始めます。

 ここは、祭りの本部であり、町内会の集会所でもあります。


 迷宮は、適度に仲の混沌を消費していかなければ、そこから、なんらかのものが溢れ出てくることはもはや常識であるわけでございます。

 

 大体は、混沌流出で作成された獣が出入り口から溢れ出て、それに伴って混沌状況が周囲に流れ出し秩序が崩壊する、法則が、因果関係が、崩壊して、わやくちゃになってしまう、わけでございまして。


 混沌が流出すると、直接的に、獣に食べられてしまうこともありますし、自我があやふやになってしまい記憶が混濁し、境界が曖昧になり、物質が安定しなくなり、時空が連続しなくなる、ところまで行ってしまう、場合もあるわけであります。


 どうしようもない状態になってしまうなら、放棄して避難することも視野に入れたりはするわけですが、生活の基盤がなくなってしまっては、普通に生きていくことは難しいわけでありまして、ギリギリまではあがらうことになるわけでございます。


 引き際を見極め損ねて、今混沌に飲まれるか、のちにそうなるのか、ぐらいの違いしかない状況にお陥る街も多いですが。


 しかしこの街はどうにかこうにか誤魔化せてきたわけでありまして。これからもどうにかならないことはないのではありますが。


 心情的にもう無理じゃないかな、という空気が蔓延してきたんですよ。


 街の安定のために、迷宮へ生贄を放り込む行為に、市民が疲れてきまして。


「特定攻略条件付きの迷宮に変異して、混沌消費が確実に命を奪うものになってしまった迷宮をどうにかしてほしい、ということで、やっかいごと解決会社へ依頼したわけです」


 まあ、会社上層部から管理神様へと情報が上がって、適当な結社員に仕事が降りてきた、ということでございます。


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