090_はやきこと災厄のごとく。
日付は大幅に変わって、旅の空です。
ガンマンさんと少女さんが、馬に乗ってポッカポッカ、ダッカダッカ。
ゆったり走っているはずなのに、背景の流れるスピードがえぐいわけでございまして。
「はいよーしーるばぁ、高速移動だ!」
「せんせいかくていー」
成長した馬のskillが発動しています。移動力200%増しと言ったところでございましょうか?
明るい荒野、真っ直ぐに伸びるルート66のアスファルトを、蹄でたたきながら、悠々と時速100mileの巡航速度で、ぽっかぽっかと進みます。
御山の神社、肉鍋宴会中に下された、オラクル、託宣、神様同士の回覧板の様なものを受け取って、傍に置いてみた赤ジャージの神様でしたが、どうにかこうにか、紆余曲折がありまして、最終的にはお仕事をこなしていきました。
いやまあ、仕様書はあったのですが、決済印がどこぞに行っているので、出張が始まらないという感じで、まあ、宴会が終わった後でいいんじゃないか?
という雰囲気にはなっていまして。
そのあたりで、こう、空間がぐんにゃりと歪んで、穴が開きます。
連絡が返ってこないので、同僚というか、同格の神様が、社務所へ直接ワープして現れてきまして、ちょっとした騒ぎになりました。
さらに訪れた神様が、赤ジャージを着た神様の、別居中の奥様であったところから始まる、なんやかんやのホームコメディがあったりしました。
「真面目に働かないなら、信者”黄泉路”に送るわよ?」
「なーに、いくらでも生み出すから問題ないねw」
ヒトの生き死にを喧嘩の材料に使うのはこの夫婦のお家芸であるのでありましょうか?
ちなみに、訪れた女神さま、パンツスーツをキッチリ着込んだキャリアウーマン風のお方でありまして、眼鏡をかけているあたり、わかっている、と言わざるを得ない、気がします。
ともあれ、すったもんだの末に、状況を説明してもらいまして、適切な人材に指示が出ます。
「てきせつなじんざいです」
「何それウケるーw」
つまりは、ガンマンの弟子の少女に白羽の矢が立ったわけでございます。
逆にいうならば、少女が、神社を訪れたからこその、神託であったわけでございまして、因果がひっくり返っているとも言えないくもない、のでしょうか?
「つまるところ、お嬢の体質が今回の騒動を解決する鍵である、というわけなんだよな」
「そーだよ。そーなの?」
今ひとつよくわかってない感じではあります。
つまることろ、毎朝、少女のlevelがリセットされて0になるという、奇妙な体質であることが、ネクストクエストヒントになっているということでありました。
その問題と解法は?




